丸刈りや退部条件への「同意」もありえません!豊中市教委の問題2教諭処分報道から | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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続・バトン指導者からの性被害少年があまりに不憫@起訴後に注目

 

優越的立場にいるものが被優越的立場にいる者への性的行為の同意はありえません。

それは特段、性行為ではなくても例えば顧問教諭による丸刈り推奨への同意、あるいは退部希望者への代替行為推奨への同意など性行為ではないものについても同じことが言えましょう。

 

報道によると大阪・豊中市立の中学校で、ハンドボール部の顧問だった教諭(48)の指導を受けて部員が頭を丸刈りにしていたとされる問題で、市の教育委員会はこの教諭を停職3か月の懲戒処分にしました。一方、教諭は教諭は「子どもたちが自分で丸刈りにした。圧をかけていない」と説明しているといいます。

同報道によると同じ時期に外部コーチを務めた51歳の市内の小学校教諭も、退部を申し出た部員に、代わりの部員を連れてくることを求めるなど、退部できないよう追い詰めたなどとして、減給1か月の懲戒処分としました。それに対しその教諭は退部をさせないように説得したのみと反駁しているといいます。

 

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NHK 関西のニュース 

部活動「丸刈り」で懲戒処分 元顧問“事実異なる” 豊中


豊中市教育委員会の発表によりますと、3年前の2021年、市立中学校のハンドボール部の顧問だった48歳の教諭は、学校の課題を提出しなかった部員などに対して「こういう時、先輩たちは丸刈りにした」と話すなど、精神的に追い込むような指導を行ったということです。
その結果、部員たちはこの年の1月から6月にかけて3回にわたって頭を丸刈りにし、すべての部員が連帯責任として丸刈りにしたこともあったということです。
教育委員会は「部員の尊厳や意思を尊重せず精神的な苦痛を与えた」などとして、4日、停職3か月の懲戒処分にしました。


また、同じ時期に外部コーチを務めた51歳の市内の小学校教諭も、退部を申し出た部員に、代わりの部員を連れてくることを求めるなど、退部できないよう追い詰めたなどとして、減給1か月の懲戒処分としました。
会見で豊中市教育委員会の長坂吉忠 事務局長は、「教職員が生徒や保護者の信頼を裏切る行為に及んだことを改めておわび申し上げます。再発防止に向けて部活動の指針の改定などを進めていきたい」と話しました。


教育委員会によりますと、元顧問の教諭は「子どもたちが自分で丸刈りにした。圧をかけていない。事実と異なることが含まれている。厳しい雰囲気を作るのは、けがを予防するためだ」などと説明しているということです。
元外部コーチは「はっきり覚えていないが、退部を思いとどまるよう説得したことがある」と説明しているということです。

記事画面

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両教諭は処分をはたして猛省とともに真摯に受け止めているのでしょうか?

処分に異存があるのであれば行政訴訟にふみればいいだけですが、まさかメディアに言い訳めいた事を言って処分の気晴らしでもしているつもりでしょうか?

 

生徒との性的行為に同意はありえないよう、優越的立場を持つ顧問教諭による丸刈り同意や後釜部員探しの同意はありえません。

 

また豊中市教育委員会がかりにも両人の言い訳を少しでも是認したうえでの処分内容であるなら同委員会も人権上の民度進捗の流れについて行けていないものと受け取らざるをえません。前者教諭への停職3か月、後者教諭への減給1か月は彼らの主張を忖度したうえでの軽減処分なのでしょうか?

 

教委や管理職は、NHKが報じる各弁明が言い訳にもならない自己都合のものであることを再教育することがそれぞれの責務ともなりましょう。