北海道・小樽警察署は10日、未成年者略取未遂の疑いで小樽市に住む無職の男(58)を逮捕しました。
道警サイトによると10日午前9時ごろ、小樽市内にある共同住宅の敷地内で母親と一緒にいたという10歳未満の男児の腕や肩をつかみ、連れ去ろうとした疑いがもたれています。母親が連れ去りを止めたためその場を立ち去りましたが、男は再び男児の前に現れたため母親が警察に通報し、駆けつけた警察官が付近にいた男を見つけて職務質問をして逮捕に至ったとの報道も出ています。
北海道警察本部からの発信 「6月10日の出来事」および関連報道です。
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13 未成年者略取未遂被疑者の逮捕(小樽署)
小樽署は10日、小樽市内の住宅敷地において、10歳未満男児を連れ去ろうとした無職の男(58歳)を未成年者略取未遂で逮捕した。
(STVニュース北海道) - Yahoo!ニュース 配信
「かわいいから」 男児を連れ去ろうとした58歳男 犯行は保護者の目の前で
男と男児は面識はないものの、近くに住んでいました。 調べに対し男は「かわいいから連れていきたかった」などと容疑を認めているということです。
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58歳の無職の男は、かわいさから男児を連れ去って何をしようとしていたのでしょうか。
両者に面識はなかったとは報じられていますが、近所に住んでいた容疑者は本当に男児の事を知らなかったのでしょうか。
たとえわいせつ行為などされない場合であっても、連れ去られた男児に心的外傷や成人不信が芽生える可能性をいい歳しながらも配慮になかったのでしょうか。
男児がかわいいからこそ、手を出さず内心のみで愛でるのが本当にあるべき行為ではなかったでしょうか。何もしない事が男児への愛情の表れであることがこの58歳の男には分からなかったのでしょうか、
それから警察およびメディアは男児の学齢を防犯法の見地からに公表すべきであったとも思ってしまいました。
学齢の公表や報道は決して興味本位の範疇ではなく防犯効果や同意識滋養のうえからも必要であることをあらためて強調したいところです。