(豪国)枢機卿(75)への疑惑(2) | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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(豪国)枢機卿(75)への疑惑 続報

 

 件のオーストラリア・カトリック教会で最高位に属するジョージ・ペル枢機卿(76)が、過去の複数の性的暴力で告発されたことが6月29日までに分かったそうです。

 

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2017.06.29 Thu posted at 10:39 CNN報道引用

豪カトリック教会最高幹部を告発、過去の性暴力で

https://www.cnn.co.jp/world/35103491.html 

 

2017年06月29日 BBCニュース引用

チカン高官、複数の性犯罪容疑で訴追

 

ペル枢機卿は、カトリックの伝統的な価値観を強力に擁護し、同性結婚や避妊について保守的な立場をとってきた。また、司祭の妻帯禁止も主張してきた。

その一方で枢機卿はかねてより、聖職者による児童性的虐待を隠蔽したと非難され続け、後には本人も児童を性的に虐待していたと疑惑が指摘されてた。本人は一貫して、問題行動を強く否定している。

 

豪ABCは2016年、1970年代にペル枢機卿に不適切な形で体を触られたという男性2人の証言を放送した。

枢機卿はその内容を強く否定し、「とんでもない人格攻撃キャンペーンだ」と反発していた。

http://www.bbc.com/japanese/40439773

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年少者(当時)への性加害の事実の有無については真相のところはどうなのでしょうか?

また併せて報じられている、現在では小児性愛者だったことが明らかになっている神学校にいた司祭について報告するより、教区を移動させて行為を隠蔽しようとしたとの非難や被害者に賄賂を提供して沈黙を買おうとしたとも言われていることも大変気になるところです。

 

小学生の頃私は遊び友達と一緒に、異国情緒あふれると幼い目に映ったカトリック教会施設内に好奇心で無断で侵入し、司祭に発見された際には怒られるどころかとても親切なもてなしを受けた覚えがあります。司祭は若手の優しそうな日本人男性でしたが、家族構成などとりとめのない雑談をして侵入時とは真逆の悠然たる気持ちで施設を出て行った記憶があります。

世界各地の多くのまじめな司祭が変な目で見られることのないよう上に立つ方々はより気持ちを引き締めていかなければなりません。

 

追記

ジャーナリストのルイス・ミリガン女史は新しい本によると、上述報道記事の1970年代とは時系列の異なる1990年代にも、ペル枢機卿はメルボルン大司教就任後、は2人の合唱隊の少年に性的虐待を行ったと書いているそうです。同女史によると2人のうちの1人は2014年、麻薬中毒で死去したそうで、2人目の犠牲者がジャーナリストに、「ティーンエイジャー時代にペル枢機卿に性的虐待を受けた」と証言したというそうです。

これに対し同枢機卿は「私という人間の性格を攻撃する継続的なキャンペーンがメディアを通じて展開されてきている」と指摘したうえメルボルンの裁判で身の潔白が明らかになり次第、ローマに戻り自身の職務を継続したいとも報じられています。

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  オピニオン,コラム,Viewpoint ウィーン発コンフィデンシャル  2017/7/02(日)引用

 

ローマ法王の「任命責任」

http://vpoint.jp/column/confidential/90856.html

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追記

事件隠蔽をしたとされる枢機卿が死去

(豪国)枢機卿(76)への疑惑(3)