今日は右下の親知らずを抜いてもらいました。抜いたからには虫歯になっていた手前の歯も治療後はまた悪くなることがなければいいと切望しています。
歯医者といえば1965年ごろはまだ数が少なく2時間、3時間の待ち時間は当たり前の時代がありました。予約制がまだあまり浸透していなかったのです。母が連れて行くところもそうで、4時間以上待たされた記憶もあります。ただでさえ子供には珍しくはない歯科恐怖症のうえ長時間の待合がおっくうで行くのを拒否したことも何度もあったような気がします。その結果、永久歯の歯並びが特に奥歯などでいびつな部分が生じてしまい、現在でもハミガキの際によく磨ききれずに虫歯が発生するパターンもままあると思っています。
長時間の待ち時間には子供ですから院外に遊びにいったりもします。近くに個人ベーカリーがあってパンなども買っていたのですが、あるときみ1年年上ぐらいの少年がカウンター内に備え付けてあったソフトクリームの機械からやおら一つ取り出してパクパク食べるのを見て羨望の思いに駆られたことがあります。
丸々と太った色黒の少年で店主の子供です。当時はソフトクリームといえば子供にとっては高嶺の花。あの時のうらやましさは今でも忘れられません。
さて歯医者ですが、あるとき抜歯の恐怖におののくに業をいやした先生が本気でお怒りになりながら乳歯に糸をつけ、「それなら自分で勝手に糸を引っ張って抜きなさい!」と一方的に治療を終えられたことも今となってはいい思い出です。
こまめに且つ丁寧に歯を磨き、できるだけ歯科にお世話にならないようお互い心がけましょう!