そんなこんなでイライラし続けながらも表面上は笑顔を続けていました。
その内好意を持つのかなと思いながら…
そして、4回目位のデートだったかな。
印象に残ってるんですけど、あの日は真夏の暑い日でした。
スーパーに飲料水を買いに入って外に出る時にふと彼の半袖から覗いた二の腕が目に入りました。
その瞬間、何か『気持ち悪…』と感じました。
今思えばこれが全ての今後の婚活も含んだ結論だったんですよね。
深い中になるのが気持ち悪いんです。
それなのに交際を続けるのは相手の時間を奪うことになるし、とても失礼なことだと思います。
でも、その時の私はその感情がすべての異性に向けられているという自覚を持てていませんでした。
今になってもなお、そう思わない人がいればなあとすら思っています。
思えばその日、彼はスーパーの脇で煙草を吸っていました。
手慣れた仕草で、普段から吸ってたんだと思います。
初めて車に乗った日、煙草なんて吸ったこともないような顔をしていたけれど、あれも…嘘。
今になって吸い始めたのは、私との交際がうまくいったと思っていて、吸っても大丈夫であろうと判断したから。
彼のことは内心イライラしっぱなしでしたが、表面上はそのイライラを出すことはありませんでした。
なので、4回目のデートの車の中で……彼にプロポーズされました……。
この時自分の太ももをじっと見つめていた記憶があるので、うつむいて考えていたのだと思います。
イライラしっぱなしの人だった。
プロポーズされるなんて。
お見合いは展開がはやい。
でも全然好きじゃない。
でもお見合いなんてそんなもの?
どうしよう。
というか、私なんかがこんな人からプロポーズされて、断ったらもう二度とこんなことはないかもしれない。
これが最後のチャンスかも。
でも好きじゃない。
どうしよう。
どうしよう。
これが最後のチャンスというのは、当たっていたともいえるかもしれません。
というのも最初のお見合い相手の彼が、いわゆる『条件』でいうと全てそろっている最初で最後の人でした。
この後私は10年お見合いを続けることになりますが、彼ほど『条件』がそろっている人はいませんでしたし、
何ならイライラした彼の性格でさえも遥かにしのぐような性格の人も山ほど出てきます。
でも、やはりこんな気持ちで前に進むことはできませんでしたし、無理に進まなくてよかったと思っています。
ごめんなさい……まだ、気持ちがついていかなくて
そこまで考えられなくて……
そんな感じのニュアンスで彼に返事をしたと思います。お断りの返事です。
罪悪感がすごかった。
じゃあなんでさっさと断らなかったの?楽しいふりをしていたの?嘘つきなの?
自分が最低な卑怯者だと思いました。
私の返事を聞いた彼は急に無言になり、そのまま静かに私の家まで送り届けてくれました。
罪悪感は次の日会社に行ってもずっと続いてました。
何ならお見合いしている間、断るたびにこの罪悪感は最初ほどではないにしても心の中に居続けることになります。
相手に好意がない以上、楽しく会うことはそのまま嘘をついていることになる。
1人目のお話はこれでお終いです。