今期はTBSのドラマばっかり見ています。
……と、普段はまったくドラマを見ない私が偉そうに言ってみるわけですが。
注目しているのは、
決して面白いという理由だけではないのです。
「うわー……うわぁ……う、うわあああああ!」
という理由で、見逃せない存在になっているものもありまして。
そう、それが……
小公女セイラ!(毎週土曜日20時~)
アラサー世代にとっては、
ハウス名作劇場として放送されさていたアニメ版の印象が強く、
「なにこれwww現代設定とかwwwないわwwww」
と思っている方も多いかと思います。
私もそのひとりでした。
が、スカパラの谷中敦が初ドラマ出演ということで見てしまい、
以降どっぷりハマってしまいました。
私の人格を否定されてしまいそうですが、言わざるをえない!
ウザイんです! セイラが!!!!
学園長でもなく、意地悪な同級生でもなく、
セイラがウザイんです!!!
(大事なことだから2回言いました)
たとえば今日放送された回ですが。
学園祭かなんかで、演劇をすることになるのですね。
主役はもちろん意地悪な女の子。
セイラは舞台にすら上げてもらえません。
ところが、意地悪な女の子は、風邪で倒れてしまいます。
ひょっとしたら主役を演じられないかもしれない状況です。
セイラが彼女の看病をしていると、意地悪な子は
「いい気味だって思っているでしょ」(うろ覚え)
と言います。
それに対してセイラは
「そんなことはない」
さらに意地悪ガールは
「私があなたの立場なら、絶対いい気味だと思う」(さらにうろ覚え)
そこへセイラ
「あなたといっしょにしないで」(キメゼリフですがおろ覚え)
とキッパリ。
展開としてはもちろんこうあるべきですけど、
なんか薄ら寒さを感じてしまうんですよね。
セイラはこれまで、散々この女の子に虐められてきました。
周りの女の子に全員セイラを無視するように仕向けたり。
林檎をえらい勢いでぶつけまくったり。
水ぶっかけたり。
そんな仕打ちを受けた相手に対して、そんな態度はとれません。
私ももちろん
「ざまあ!」
って思います。間違いなく思います。
口では言わなくても、思います。(しつこい)
アニメ版では、「セイラうざい」だなんて、ちっとも思いませんでした。
意地悪な同級生やミンチン先生に対して憤り、
セイラかわいそう…(涙)とつねにセイラ目線で見ていました。
セイラが幸せになることを心から応援していたと思います。
おそらくアニメ版とドラマ版で、
セイラの人格的な設定もあまり変わっていないと思います。
ではなぜ!?
って、やっぱり自分自身が成長して、社会に出て、
人間の汚いところや悪意をたくさん見てしまったからですかね。
世の中には嫌なことも辛いこともたくさんあります。
自分が傷つくことがわかっているにも関わらず、
相手に手を差し伸べるほど自分に余裕はないですわ。
無意識のうちに、とる行動ひとつひとつに、
自分へのメリットを考えてしまっているんです。
だからセイラの無償の愛(?)や、
すべてを受け入れて許す、耐えるという考えは、
ちっとも現実的ではないし、共感が得られなくなってしまったんだと思います。
「あーミンキーは汚れてしまったよ……お母さん……」
と思う土曜日夜@会社でした。
最近の異動にまつわるエトセトラによるゴタゴタで、
自分自身の人間のちっささが増幅中です。
多分人徳レベルが設定されているとしたら、
いまはマイナスだろうなあ……(-з-)
ブクブクと沈没しています。
でも! 明日は筋少のライヴがあるので、
そこで暴れることによって多少は浮上できると信じています!
ちなみに……楽しみにしていた谷中敦は……。
…………多くは語りません\(^o^)/
しかももう出番ないっぽいし。