大手塾での4年生から5年生へのハードルは中々高いものがあります。
5年生が終わるまでに、6年生までの内容を終わらせようという意図があってのことは概ね周囲の認識でしょう。
それは、それで仕方がないのかもしれないけれど、通っている小学校の学習との乖離が益々開くのが5年生です。
今どきから、置いてけぼり状態、あるいは塾でお客様状態になります。
とりあえず、塾のカリキュラムにそって、授業には参加しています。
さらに、追い打ちをかけるように、月例のテストの出題問題が、発展問題のオンパレードです。
一昔前でしたら、基本→応用→発展とある程度、バランスよく出題されていました。
これでは、お客様状態の子どもたちは太刀打ちできません。
そこで、出たのが、塾の先生の一言「次のテストでは、偏差値45を目指そうね」 だったそうです。
そもそも、偏差値というものが、どういうものかを理解できていないような子供に、そのようなことを話してわかるのだろうか疑問です。
子どもは、数値で示されてもなんのことやら、とりあえず頑張るしかないかと。。。
でも、頑張っても、何をどう頑張るの?? となってしまうことでしょう。
それだったら、「10問中5問は正解を取ろうね」と言ってあげた方が、わかりやすいと思うのです。
その結果がもしかすれば、偏差値45かもしれません。
できない子どもができるようになるには、周囲のお膳立てが必要です。
大人の世界のように、数値を示せばわかると思っているのか、はたまたIT時代は数値で追いかけるものなのか。。。
今回もかなり疑問ある相談を受けて、言ってみようもありませんでした。
できることを増やすことがなにより大切ではないでしょうか。
数値は後からついてくるものじゃないかしら。。。。
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