わかっちゃいるけど、やめられない。
という言葉を聞いたことがある人はいるでしょう。
今日のお話しは、中学験を目指す子どもの話です。
ここ数年で、塾の先取り学習が一気に進んだように感じます。
5、6年前だったら、10年前だったら、と思い起こすたび、習う事が早まっています。
現在は小学6年生になったら、中学受験の内容が終わっていて、春先から早々に受験問題並みの練習問題を解くようになっています。
長年、子供たちの指導を通して、塾の教材や、テストを見せていただいているので感じるのです。
1年程度ではわからないけれど、数年経つと明らかに、それはその学年ではまだ教えていなかった、ということです。
例えば、算数の「等差数列」これは現在小学4年生で出てきます。
国語に関しても同様で、小学3年と4年、5年でドーン、ドーンというか、バーン、バーンという感じで出題文章が長くなっています。
実は地道に学習していれば、それほど難しいという感じではないと思うのですけどね。
そこで、思いついたのが、「わかっちゃいるけど、やめられないではなく、わかっちゃいるけど、やらない」という選択肢が子どもの中に芽生えるのも早まってきているということです。
小学3年までは、大抵の子供たちは勉強が楽しく感じることができる機会が多いです。
でも、小学4年生になったら、国語の文章が、長いという衝撃が「バーン!」とやってきて、勉強を始めたはいいけれど、読むのに時間がかかるとか、面倒くさいというようなことがおきて、「やらなければいけないと、わかっちゃいるけど、とりあえず、後回し=やらない」という構図が起こってくる。
集団塾では、教材やカリキュラムに沿って進んでいくので、とりあえずお客さんになって、聞いて時間をやり過ごすことはできます。
でも、定期テストがあって、もちろん、そう簡単に点数が取れるわけではないので、そのうちにが後回しになって、結局小学6年生になって、あれよあれよという間に受験を迎えてしまうということがあるわけです。
もっと言えば、国語は置いておいて、他の科目で頑張る!という訳の分からないというか、他教科で挽回できるほど点が取れない=撃沈という構図がまた見えてくるわけです。
さて、これをどのように対応していけばよいのか・・・・
それは次回へ続く。。。。。
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