以前もかいたかもしれません。
忘れてしまったので、再度。。
今日は新5年生、6年生向けのつぶやきです。
何かって? いかにして語彙を増やすかというお話です。
一番は、やはり読書習慣をつけて欲しいということです。
最近ではITの普及でタブレットやスマホでも学習できる仕組みが整っているようです。
ゲーム世代なのか、玩具がゲームだったのかはわかりません。
ご家庭様の教育方針によって違いますし、否定するつもりもありません。
でも、考えてみてください、タブレットやスマホで語彙が増えると思いますか?
LINEとやらのチャットは日常会話とはかなりかけ離れてきています。
おまけに絵文字で感情表現するなんて、「言葉」の退化の道だと、個人的には考えています。
もちろん、便利なことは承知の上です。
使い方の問題でしょう。そしてそれを抑制するご父兄のあり方次第でしょう。
本題に入ります。
読書をしなさいと言っても、何を読むのか?すら子どもへのアプローチが大変不足していると感じてます。
冬休みに指導した生徒のある一例です。
昔話の話をしました。
むかし、むかしあるとことに、お爺さんお婆さんがおりました。
ここまでは「あっー知ってるぅ~」となります。
でも、本に興味を持ってもらうために、世間の皆さんが良く知っている話の展開にはしません。
ここで、子どもに考えさせます。
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あのね、今の時代、お婆さんが川に洗濯に行くと思う?
川に顔洗いにいくのかな? そんな、わけないよね!
そもそも、仮に洗濯しにいって、洗濯ものは水分を吸っているから行きより帰りは重たくなるよね。
そんなお婆さんが、軽々と洗濯ものを持って帰れるかねぇ?
おまけに桃が流れてきたって? しかも子どもがその中に入っているって、お婆さんいったいどうやって家にかえってこれたのかねぇ?
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とこんな話をするわけです。
他の昔話を話して聞かせることもあります。
それは、今の時代の子どもたちが、どれだけ恵まれているか、平和の中でくらしているのか、そして、昔はどうだったのだろうか?
という現在と過去の比較論から、子どもなりの意見を引き出します。
話が脱線するほど、子どもは興味を持ち、話に引き込まれていきます。
そして、最後に、こんな本があるよ、と受験問題に出題されるような物語文など、本を紹介します。(出版社からは何ももらっていません、念のため)
そこまでしないと、今の子どもたちは、よほどのことがないと「本を読むという習慣」からどんどん離れて行くようです。
過去にはTVドラマから、その脚本を読むようになった生徒もいました。
春先から初めて、秋口にはサラリーマンが読む程度の本までよみあさるようになりました。
もちろん、色々なジャンルの本を読んで欲しいわけですが、入口は(きっかけは)何でもいいのです。
興味を持った分野、ジャンルから入るのもよいでしょう。
そして、こまめに辞書を引くことです。
もしも親御様がそばで解説ができるならば、それはそれでよいでしょう。
最終的には、知らなかった語彙を自分で辞書引きする習慣がつけば、これは一生ものです。
私どもでは、一つの問題文から、単に問題を解くことだけではなく、その時代背景を説明したり、出てきた問題の論理性について説明したりすることもしています。 そのことによって、社会や理科、場合によっては算数にも影響しますので、それが一つの応用力になると信じているからです。
読書は早い時期から始めることをお勧めします。
最近では10分で読める小学○年生用なる本もでているようです。
じっくりと味わいたい本もあるかもしれませんが、語彙を増やすためには読書、しかも多読が結局は早道ではないかと考えています。
ぜひ、この機会に読書の習慣をつけてください。
どんな本がよいかはご相談にのります。
お気軽にご相談ください。
