国語を指導していく中で、どうしても点数が伸び悩む子どもたちが増えてきました。
一つには、語彙不足があげられます。
語彙不足は、基本「読書」と「辞書」で蓄積されていきます。
だから、読書は大切で、できれば小さい時から色々なジャンルの本を読んで欲しいと願っています。
ところが、今時の子どもたちはがっつり(この言葉実は嫌いですが)平成生まれの子どもたち、昭和は、はるか昔の夢物語と言わんばかりの感覚です。
読書でさえ、Kindle? とかいうネットでダウンロードして読むという、それって一応読書なのね。。と私などは思ってしまう。
そうした背景もあってか、語彙力を身につけるアプリとやらが出現し、PCやタブレットでクイズ形式で語彙を増やそうという試みが大手塾が、開発して、塾生に広めているようだ。
そんな小細工で、テストや受験を乗り切れると思っているところが甘いと思わざるを得ない。
実際、とある塾生が「1」だけをずーっと押し続けている。こんなので、身につくのかと塾の先生が心配しているらしい。
そうですよね。クイズって、知識がある中で問われるから答えられるのであって、そもそも知識のない所に、ゲーム世代向けだからという後付け理由で、ついでに「語彙力が身に付く」とうれしいコピーキャッチをオマケに開発されたものを買わされ。。。あ”~悲劇は続く。。。
要するに、人生そんなに甘くはないのです。
地道な読書習慣、辞書、紙と鉛筆があれば、語彙はどんどん増えていきます。
本を読む習慣が身に着くと、必然文字を読むスピードが上がってきます。
辞書引きも同じです。
いろいろ引いて行くうちに秘書引きスピードも速くなります。
その人自体がスピードアップしていきます。
同時に難易度も知らず知らずに上がっていきます。
これって、理想だと思いませんか。
始めはなかなかつらい作業です。
だから、読書は小さいうちから始めるのが良いと思っています。
今年は、短編の読み聞かせ講座でも開こうかと思案中です。
まぁ、それだけ私も歳をとったということなのでしょう。
