塾関連の仕事は、冬期講習が終わって通常授業に今週から変わりつつあります。
今まで集団授業でも、落ちこぼれなく丁寧にを心がけて授業を進めていたのですが、今年からそれを止める事にしました。
それは、某塾の塾長先生の一言を信じてのことです。
「できる生徒に合わせないと、進められない」ということです。
そこで、さっそく金曜日に教えている中1の数学の授業でやってみました。
できる生徒に基準を合わせ、どんどん進めました。
聞いていない生徒が途中で質問してきても、「それははじめに説明しました」と言い切り口調で対応し、今までの、その都度対応していたことは半分以下に抑えました。
すると自然に、生徒たちが授業に集中するようになり、全体としては予定のカリキュラム以上のことができ、おまけに時間が少し余ったので宿題を今やっても良いことにしました。
ある生徒は喜んで早速宿題を仕上げ、またわからない生徒は質問に来ました。
そこで、丁寧に説明してあげると、傍らで「NHKの3ch、いや放送大学みたい」とまで言われ、ちょっとうれしかったです。
やはり塾長うん十年の先輩の一言は当たってました。
もちろん、集団の場合、そこに集まっている生徒たちの性格、タイプ、雰囲気などを踏まえてそれなりにアレンジする必要はありますが、原則「できる子に合わせる」というのは間違っていないように思いました。
どうやら方針転換は効果がありそうです。
しかし、これはあくまで勉強を教えるということであって、カウンセリングや研修では逆効果のリスクもあります。
共通していえるのは、集団の特徴を瞬時につかむことが必要ということです。