今、日本中が騒がしい。日本大学対関西学院大学のアメリカンフットボールの反則の件である。私の学生時代の空手はルールが無く蹴る殴るの試合であった。その後中山正敏主席師範(日本空手協会)の寸止ルールが出来、第1回の大会の東西対抗試合が仙台であり、日本空手協会の中の空志会から須藤百治・浅野四朗・伊東要の3人が出場した。浅野四朗君は拓大空手部から英国に渡り空手を指導しております。伊東要氏は本部指導員として活躍しているとのこと。勿論本部指導員の方々も出場しております。第1回目なのでルールはあって無いようなもので、私も目の上を正拳で殴られ大きく腫らしそのまま気仙沼の実家に二人を連れて帰った事もありました。そんなこともありましたが、私の中の思い出として大切にしております。

 現在は空手も反則が厳しくなり安心して組手試合も出来るようになりました。

 いま、話題になっている、アメリカンフットボールの問題ですが非常に危険を伴うスポーツです。日本の武士道の中に入れても良いぐらいのスポーツです。その中でこのような事が起きてしまった事は非常に残念でなりません。どの様な事情があったか知りませんが、監督・コーチの指示で自分自身を無くす事をしてはいけません。それでは泥棒・殺人をしろと言われて、そのまま鵜呑みにした行動をおこしてしまったのと同じです。

 それから関西学院のクオーターバックの方も、空手の試合等では「ヤメ」と言われる迄は試合が続行しております。その点を良く考えボールを投げたからと安心をし、油断し、終了したと勘違いをして、気を弛める事をしたのが一つ大きな原因ではなかったかとおもわれます。最後迄相手の攻撃を見なければならないと思います。最後に、お互い日本のアメリカンフットボール界の為にも許し合う心が大切ではないかとおもいます。