お断りメールを受け取りまして、、 | 基礎研究者のブログ

基礎研究者のブログ

医学・生物学系の研究者のブログです。2012年9月からアメリカのニューヨークで仕事をしています。近況報告がてら、仕事、育児について書いています。

12月に入ってから、キャンディデートのセレクションプロセスがアメリカでも次のステップへと進展しつつあるようです。今週、お断りのメールを2通も受け取りました。その文面がなかなか面白かった(?)のでちょっと書いてみます:

 

 

Regrettably, we must inform you that we have decided not to pursue your application further.  These decisions are by nature very subjective.  We have to base them in part on our need to target specific research areas that complement and extend our current strengths, and from both the departmental and institutional perspective.  

 

We had around 250 applicants for this single position, and every application was screened carefully by multiple committee members, and then reviewed by the entire committee, before arriving at our shortlist. The choice of finalists was very difficult in light of the exceptional applicant pool.  We thank you for your interest in our position, apologize for how long it has taken for us to get to writing to you, and wish you every success in finding the most suitable and exciting position elsewhere.

 

ここ、250倍だったようです。ファカルティの仕事のレベルをみて、ここなら行けるかなーなんて生意気なことを考えていたところだけに、ちょっとショックでした。

 

もう一箇所は、レベルも高いし、興味をもっている場所でした。サーチコミッティの人と偶然学会で会ったときに自分を宣伝しておいたんですけど、ダメだったみたい。ただ、正直言って、その時の相手に対する僕の印象がイマイチだったんですよね。それって、相手がまったく僕に興味をもってないって意味だから、リーズナブルかも。

 

通常、アプライしても返事をくれないところが多いそうです。こういうふうにきちんと返事をくれるところは丁寧な大学なのかもしれません。ただ、2通も同時にネガティブなメールを受け取ると、ものすごく気分悪くなりますけど。

 

兎も角、25箇所にアプライして、これでのこり20箇所の返事待ちということになりました。このうち、あと5箇所からインタビューに呼んでもらえたら、1~2箇所からオファーをもらえるという期待値に到達するようです。うーん、厳しいな。

 

悲しいかな、この第一段階のセレクションが終わる前にアクセプトをもらうことは不可能そうです(ボスへの恨み節)。不条理を感じつつも、ラボ選びから生産性まですべてがじぶんの決断に起因するわけです。前に進むしかないですね。