ご存じのとおり、消費税の税率が、現在の予定では、

2014年4月から8%に上がることになっています。


住宅購入にこの税率アップはどんな影響があるのでしょうか。


まず、消費税は土地にはかからないので、建物について考えます。


建物価格が2000万円なら、現行の消費税は、100万円ですが、

8%になれば、160万円です。


また、注意しなくてはならない費用が、家具や家電の購入です。

新しい家には、新しく家具や家電をそろえたいものですが、

当然この価格にも消費税が付加されます。

住宅にインテリア、エクステリアの様々な装備を行うと

思ってもみないほどの出費になります。


ところで、住宅に適用される税率はいつまで買えば

、5%になるのでしょうか。


原則では、住宅の引き渡し時点での税率が適用されます。

しかし、例えば、建築工事請負契約では、消費税率引き上げの半年前の

2013年9月30日までに契約すれば、たとえ2014年4月1日以降に

引き渡されても旧税率が適用されます。


住宅ローン控除も今年度から引きあげられ、他にも長期優良住宅

や低炭素住宅に対する優遇税制があるので、詳細に税制も

検討して住宅購入時期を考えてください。


そのうえで住宅はいつかうか?

「今でしょ」 と決断できれば購入しても損のない時期と言えます。






とりあえず、今シーズン最後の桜をお楽しみください。



行政書士、ファイナンシャル・プランニング技能士の楽園ブログ

小倉城




行政書士、ファイナンシャル・プランニング技能士の楽園ブログ

近くの公園 何か事件が起こりそうな画像です


住宅ローン金利型の1つである変動金利型は、

現在歴史的超低金利状態があるがゆえに、住宅ローン

利用者の4割以上が、この金利型を利用しています。


ただ、変動金利型の住宅ローン利用者が最も注意しなくては

ならないのが、「金利上昇リスク」です。

金利の上昇は、毎月の返済をしていてもなかなか元金が減少しない

ばかりではなく、当初の返済額では、利息の返済に追いつかない

場合もあります。毎月10万円近くの返済をして、元金が減らない

ほど「情けない」気分はありません。


この金利上昇リスクを抑える手段が、繰上げ返済と呼ばれる

返済方法です。繰り上げ返済金は、元金部分に充てられるので、

元金が減少し、それに付随する利息も減ります。

住宅ローンを含めたあらゆる債務は、まず、元金をいかに

効率的に減らすかを考える必要があり、最も重要です。



特に、住宅ローン返済でもっともポピュラーな変返済方法である

元に均等返済では、返済されたお金の多くの部分が

利息部分に充てられ、思った以上に元金は減少しません。

元金がまだ多く残っているときに金利が上昇すれば、

返済計画の大幅な見直しを迫られます。


繰り上げ返済は、各金融機関が提供する

ローン返済シュミレーションを使えば簡単に計算できます。

繰り上げ返済額は様々でしょうが、繰り上げ返済は、

思った以上の元金返済効果を減額効果があることを

実感できると思います。


繰り上げ返済は、一般的にローン返済のなるべく早い

段階で行うのがメリットが大きいと言われますが、

固定金利選択型住宅ローンでは、固定金利期間の終了まで待ち、

その時の経済政策による金利トレンドを読み、

その後の返済額を算定し、返済があまり負担とならない判断した

場合は期間短縮型を、月々の返済額を大きな負担と感じれば、

返済額軽減型を検討すると良いと思います。


いずれにしても、多くの要因が絡む住宅ローン判断でも

もっとも迷うところなので、FPや住宅ローンアドバイザー

さらに、金融機関の融資担当者と十分相談して決めてください。