続きを書いてみる。
いつ書く事に飽きるか..笑



「ここはどこですか?」
僕はベトナムの片隅で独りつぶやいてみた。






本当に自分が何処に居るのか分からなかったのだ。分かっている事と言ったら、ベドナムと言う国に入国している事、出国してない事、空港からバスに乗った事、恐らく首都ハノイに到着した事、午前11時くらいという事..



$Tabi-Camera



僕は、地図も持っていなかったし、下調べもしていなかったし、ベトナムのガイドブックも持っていなかった。バスが到着した所は、これと言って特徴もなくベトナム語の看板が何となく案内してくれているような気がするだけで何も分からなかった。現在地も方向も全くワカラナイ。殆どの外国人はタクシーかホテルのバスで市街地まで行くのだろう..僕と同じような外国人はあまり乗り合わせて居なかったのだ。同じバスに乗っていた数人の外国人もバスから降りると周りをキョロキョロして何となく歩いてその場を離れて行った..


地図なんて持っていないし、ココに居ても仕方がないので取り敢えず歩いてみる事にした。方向なんて分からないし、目的地の名前も分からないので人に訊くとこも出来ない..。僕の頭の中には過去にTVで何度か見たことがある映像が何となく浮かんでいるだけなのだ。その映像を頼りにベトナム人に道を訪ねるなんて高度な事、僕には出来ない。

一体、僕は何処に行きたいのか?そもそも考えてみたら目的地なんてないのだ。歩きながら「池がある公園」に行ってみようと思った。池がある公園と言うのも過去にTVで何度か見た記憶の中にある映像の一部なので物凄く曖昧だ..


まだ日が昇って浅い午前中から不安だらけの気持ちで一杯になった。「このままワケのワカラナイ所に行ってしまったらどうしよう..さっきのお釣りの60円がない事によって生命の危機が危ぶまれるような事件に巻き込まれたらどうしよう..。」なんて思うと、地図やガイドブック、下調べをしなかった事を少し後悔したが、歩いてみたら簡単だ。何も考えてないから躊躇なく進める。地図を頼りに順序よく歩くと僕は大概、道に迷うのだ。しかし、今回は途中、一度ベンチに座って休憩をしただけで驚くほどスムーズに目的地(何となく決めた場所)に到着したのだ。



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そこは過去にTVで見たのと同じような景色が広がっていた。

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