A New Method of Curving Turn | MOJANE TUNE UP ROOM

A New Method of Curving Turn

カービングターンという言葉はスノーボーダー、スキーヤー、サーファー、ロングスケートボーダー、「板」にのるアクション・スポーツには必ず付いて回るキーワード。

ジャンプトリックやジビング ※1等のビッグアクション性の高い近年のスノーボードだが、間違いなく誰でもカッコいい!すごい!と思わせる事が出来るアクション、それが「カービング」だ


CONNER COFIN君の教科書の様なターン


スノーボードの進化と共に、技術的理論や考え方も進化している。
カービングの最新バージョンを手に入れるべく、札幌国際スキー場スノーボードスクールに入校してきました! 





入校したのはスノーボード歴は15年オーバーのIさんとMORO
先生はMOJANE RIDER田中岳宏先生です!



なんと受講生は1日券が1500円に!


スノーボードの現在は大きく3つに分類する事が出来る

アルペンボード ※2
フリースタイルボード ※3
パウダーボード ※4

どのボードでもカービングは上手に「魅せる」為には重要なファクターである





フリースタイルボードの中でもカービングを意識するにはBURTON CUSTOM-Xが間違いなく、MOJANE激PUSHアイテムの一つです。 僕はこれに乗って参戦! 




目からウロコ!とは正にこの事
運動要素を取り入れたテクニカルな内容に、メンバーの頭はフリーズを繰り返す。



読者にだけ魅せる、田中先生のシークエンス(^O^)

意識するのは左手と右手の関係




力を抜き、次のターンに備える。




左手を落とし、目線をターンの方向へ。右手を回旋させる準備





この時点で感じ取ることができるのはサーフィンで感じる事が出来る重力感と似ている




もう一度リラックスし、骨盤をターンの方向へ



ラインのブレが無くスムースにターンをしているのがよく分かる





カービングターンで「SURF」スタイルと表現される事がある
サーフィンを取り入れていない方もそう呼ばれてしまうことがあり、一言でまとめてしまうには余りにももったいない言葉であり、何をもってSURFなのか。と自分なりに考えてみた。

そこには共通した「テクニカル」という分野がスノーボードとサーフィンにはあった。

スノーボードブーツとバインディングの進歩により、ある程度は乗れてしまい、つきつめなければ満足感は直ぐに手に入る。がサーフィンは一向に上手くならない。それは何も体に身につけるモノはなく、すべて「意識」の中でしかフォームは形成されない、非常に難易度の高いモノ。

スノーボードの上手な「カービング」はその「乗れてしまう」現象から抜け出し、「意識」する事から始まる。 この「意識」こそSURFスタイルであり、フォームやスタイルが決してSURFでは無いと、レッスンを受けて思った。 きっとそこにはスケートスタイルのカービングもあるはずだ。







Iさんもトライ、しっかり腰が落ち、右手と左手のバランスをキープ





自分もトライ、意識すべくは左手の位置、そして右足がくの字になり過ぎない事


田中さんとの会話ではエッジ ※5 の重要性とフォワードリーン ※6 の設定を話し合いました。 いくらいいボードでも角度が合っていないと目覚ましいターンは不可能で、その状態に合ったスタンスを探せばまた、スノーボードが楽しくなる!



僕は改めてフォワードリーンを調整、現代のスノーボードフリースタイルはハイバックが起き〈立っている状態〉、膝の自由度を高める設定になっている傾向だ。その為カービングにはもう少しのハイバックの角度が必要だった





レッスンは続き、課題も持たされた。
スノーボードの可能性はカービングが描く「弧」から始まり、ネガティブな要素はSprayと共に拡散。 

最高に刺激的なレッスンでした!


ケガを患っている方、ジャンプが出来ない方も自信をもってカービングを練習してもらいたい。スノーボードは生涯遊べます(^O^) スキルがあがり、もっともっと深いターンを意識していけば、カッコいいスノーボーダーに誰もがなれるのです


田中岳宏さん、そして国際スキー場スノーボードスクールの皆様、ありがとうございました(^O^)







スノーボード用語辞書

※1 ジビング
スノーボードでテーブルや、ハンドレール〈階段の手摺〉に乗るライディングスタイル
ジビングを楽しむスノーボーダーをジバーという。 
北海道でジビングを楽しむのであれば朝里スキー場No-rickers parkがオススメです(^O^)


※2 アルペンボード
オリンピック種目であるスラロームで使うボード。もちろんテクニカルやボーダークロスでも使われる。ソチオリンピック銀メダリスト竹内ともか選手もこのタイプのスノーボードを使用。


※3フリースタイルボード
雑誌や店頭で見かけ、「スノーボード」と考えた時に思い当たる形のボード。基本は前後対照的なデザインである。BURTON SNOWBOARDs 「CUSTOM」〈ソチオリンピック銀メダリスト平野歩夢選手使用〉というモデルが近代スノーボードの形を作り上げ、現在に至る。BLOGで紹介しているCUSTOM-XはCUSTOMのバージョンアップ


※4パウダーボード
基本的なスノーボードのルーツはここにあり、ここからフリースタイルボードと進化、そしてまた派生し生まれ変わったのが現在のパウダーボード、ここ最近ではバックカントリーブームになり、様々なブランドからリリースされる、自由度の高いボードの形である。
その概念はフリースタイルボード〈スケート的発想〉とサーフボードからインスパイアされ、注目は尽きない。


※5エッジ
エッジの角度は調整出来るのはご存知でしょうか?MOJANEではエッジチューンを行っております♪詳しくは店頭まで


※6フォワードリーン
バインディングパーツの一つ、ハイバックの角度を調整する機能。
フォワードリーンを倒すと膝に角度が入り、エッジによりプレッシャーをかけられる。現在のフリースタイルシーンはハイバックがバーチカルに立った状態で出荷され、多くのライダーはそれを好む。昔は一部のスノーボーダーの影響で、みんながフォワードリーンを全開に倒していた。カービングではフォワードリーンの角度付けが重要