4Dimensions Wetsuits工場「XUMA」工場見学 | MOJANE TUNE UP ROOM

4Dimensions Wetsuits工場「XUMA」工場見学

仙台空港を飛び立つと目の前に飛び込んでくる景色はまっ更になった土地、まるでこれから区画整理が始まって分譲がはじまるのでは無いかと思うほどキレイになフラット地帯。
東日本大震災の自然の破壊力を知るには十分なインパクトがある。

かれこれここは2回目。仙台空港の周りは公園が出来てきていた。


3年前、東日本大震災で大きな被害を受けた地域に、日本が世界に誇るWETSUITSの工場があることはあまり知られていない。(当たり前っちゃ当たり前かw)

工場の場所は宮城県仙台石巻。 
ご存じの方も多いと思いますが、物凄い被害を受けた地域の一つ。
ここに我々がいつもお世話になっているXUMA(キューマ)という工場がある。



WETSUITSの工場見学は初の試みであり、何年も前からものすごく楽しみにしていた。
何故ならWORLD TOURを回っているライダーからたちにも評価がものすごく高い日本のウェットスーツ。 

日本のお家芸とも言うべきでしょうか!


今回お世話になったXUMA工場長佐藤さん(右上)と多田さん(右下)そして佐藤さんのお友達の方と偶然にあう。この後いろいろと石巻の被災地へ。



眺める景色の中に大きな虚無感を感じる共に、なにかリアリティにかけていた。
3年の月日で復興はまだまだというながらも、自分の想像を遥かに超えていた!

車中で佐藤さんから話を聞きながら進むと、被災した方々の生活感がリアルに飛び込んでくる。


佐藤さんご家族は万事を避ける事が出来たようだが、やはり周りの方には被災した方も多かったようだ。 元々のXUMAの工場も津波により大破。
工場長であり、XUMA社長の佐藤さんは被災後一人で発電機と一つのミシンを頼りにウェットスーツを作っていた時期もあったそうだ。

震災から約2~3ヶ月で立ち直ったXUMA工場は全国各地からのSURF SHOPからの強い要望で復活! 

理由はXUMAのクオリティコントロール。その一部を垣間見ることが出来ましたのでご紹介したいと思います



今回はDRY SUITSに焦点を当ててもらいました。
北海道の寒冷地使用のこのスーツは、真冬でも入れる究極のスーツ。もちろん浸水は許されず、USERからの厳しい視線が集まります。





水没検査という、浸水がしてるかしていないかという作業工程は想像を遥かに越えたアナログスタイル。

最先端システムが何かわかって無いながらも、どんなマシーンを使っているかとおもいきや、道具は全て佐藤さんの手作り。 

「職人は自分で道具を作る」というがこれが正に最先端だった!!




大量の生地。ここからUSERのオーダーに合せ、調整する。


WET SUITSを作るためだけに生産されているミシン。
このミシンもMADE IN JAPAN. しかし震災後、この会社はこのミシンの製造は行っていない。


工場を支えているのはサーファーはもちろん、地元の方々が多かった。そしてみんながみんなサーファーでは無かった事にすごく驚いた!


徹底した管理。 いたるところに同じサインが


今回の1つのミッションはコレ。内容は秘密♪




左から学くん、伊藤さん、佐藤さん、写真を撮って頂いてるのはお世話になってる多田さん。

お忙しい中、本当にありがとうございました♪
工場見学と共に、念願であった石巻に訪れることが出来た事が本当にうれしかった!

そこで出会う人はポジティブバイブレーションそのものでした

今度はSURF TOURを組んで、みんなとセッションしにいっても面白いんじゃないかな?
牛タン美味しいですからね!!


それが僕達に出来る復興支援だと信じている。
日本人として3.11知ることが出来たのはこの仕事を通して出来たこと。

MOJANEと皆様に感謝しております。