犬との暮らしはその家庭家庭で千差万別。
１０００世帯が犬を飼ってたら
１０００世帯分の家族としての暮らしがある。
私の犬との暮らし方と
誰かの犬との暮らし方が違ったからといって
それは私が関与する話ではないし
逆に誰かに関与される話でもない。
犬や猫、一般にペットと言われる生物と暮らす場合
その迎え方から看送り方まで
それはそれはいろんな価値観と考え方があって
多くの人は
特に
真剣にそのペットといわれる生物との暮らしに向き合ってる人は
何処にでもある日々の小さなことから
その子にとって一生に一度かもしれない大きな事まで
こちらでは想像できないぐらいのエネルギーを費やして
一つ一つの決断に至るものだと思う。
それがどんな時間なのか
その人の気持ちを推し量れない人が
飼い主が傷つく、悲しむような言葉を
投げかける事がある。
そんな事はアンタに言われなくてもとっくのとうに
十分に考え尽くしたわ！！！！
とブチ切れて怒鳴り散らしたくなるぐらいの事もある。
貴方の友人が過ごしている
彼らの最愛の我が子達との限りある時間
そこに少なからず
悲しみや辛さや苦しみや寂しさが
潜んでいると感じられたなら
励ましや元気づけの言葉ならともかく
彼らの選択を批判などせず
静かに受け入れて見守ってあげてほしい。
その選択をする彼らは
貴方よりも
ずっとずっとずっとずっと
悲しく辛く苦しく寂しいのだ。
胸が裂かれるほどの
胸がつぶれるほどの
呼吸ができなくなるほどの
気が狂いそうになるほどの
辛い辛い時間の結果なのだ。
そして何よりも前を向いて
大切な我が子との限りある時間を
一つでも多くの笑顔で埋めつくすための選択なのだ。
友人の何かに口を挟みたくなったら
その前にちょっと考えてほしい。
口を挟みたい相手の決断が
貴方に何をもたらすのか？
たはまた何ももたらさないのか？
何か本当に実害を被るなら遠慮なく口を挟んで良いだろう。
でも貴方の暮らしに何ら影響のない事で
ただただ貴方の心がゾワゾワするだけの事なら
そのゾワゾワは紙にでも書きなぐって丸めて捨てしまえ。
誰かの選択の末に残った思いの肩代わりは
誰にもできないのだ。