今週もあっという間に25分終わりましたね。こわい。

毎週供給がある事に感謝・・・

 

今週も原作ネタバレあり感想書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・オーディションの説明と久石奏のポジション
原作では麗奈が説明→美玲が質問→奏が追加質問、という形でしたが、アニメでは久美子が説明→奏が質問。

とかく久美子のサポートをする奏、という図式がいいですね。忠犬かなぴー。

奏の持つ「久美子を支える」ロールの強化と思います。

月永呼びを続けるも返り討ちに遭う石も「久美子部長の負担を減らすべく部の和を乱す月永許すまじ。噛む」という想いからだったのでは?と思います。来週からは「なんやこいつ憑き物落ちたな」でついに2年生も穏やかにまとまるのではないでしょうか。

 

 

・若者よ向上心を持つのだチョーップ

役割が緑→葉月になったことによりアタックがチョップになってましたね。

格ゲーが出来たら葉月はチョップ主体で戦うことになるでしょう。

 

ここでは求の成長が示唆されましたが、求の緑輝への想いの変化も描かれてましたね。セリフなしで。演出で全部見せやがって・・・いいぞ・・・先週の感想では、夏合宿で曇る緑輝はカットするのか?と書いてましたが、これは全部やる気という事と受け取りました。アニメスタッフの覚悟を感じます。頼むぞ、花田四十輝・・・

 

 

・麗奈、いじらしい子・・・・・・

アニメでの麗奈は久美子への想いが原作の3倍増しぐらいに強調されてますね。いいぞもっとやれ。

久美子と真由の演奏を聴いてからのマッピを洗う場所の距離は、久美子に拒絶されることの恐怖の現れ。

原作の「アタシは久美子が音楽を続けてくれたらうれしい」は、淡泊ながらも麗奈の想いを示す好きなセリフだったので、カットは残念ですが麗奈の描写が角が取れている事を考えると妥当かなと。

代わりに麗奈からの感情を5話のいたるところをつかってぶち込んできましたね。「私は久美子の方が好きだけど」「だって別の大学行ったら会う理由がない限り会わなくなる気・・・しない」「だってそうでしょ、私が会いたいっていくら思っても、久美子がそうじゃなくなるかもしれないし、学校が別になったら余計に」湿度の高さがえらいことになっています。巨大感情・・・早すぎる梅雨・・・

反対に久美子はすごく麗奈に対して余裕がありますね。「いや、かわいいなって思って」「でも私は大丈夫だと思ってる」余裕を見せよるわ・・・

 

麗奈がマイルドになった結果、幹部会のやりとりが結構マイルドになってるのが副次効果ですね。

秀一、よかったね・・・しゅうれい、あると思います(ゲス顔)

 

 

・カタルシスに向けて

おおよそ、張れる伏線はだいたい張り切ったのかなと。(術式の開示)

1期2期は適宜伏線は起きつつも一つ一つ問題発生→解決という流れで進めてますが、原作が完結していることから、思い切って情報の順番が整理されなおしているのでしょう。ジェットコースターはのぼり切ったので、あとは下るのみ。

 

麗奈の久美子への強い感情、久美子の麗奈への余裕、これも、これからのジェットコースターの落下距離を大きくする演出なのかな?と推測。

 

逆に張っていない伏線は滝への疑念。

滝と幹部メンバーのやりとりは実にスムーズですし、オーディションの説明で麗奈が滝を信頼している下りはカット。

滝への信頼が揺らぐ久美子と、滝への強い想いを持つ麗奈とで生まれるギャップ、これはカットなのか、それとも、後半に盛り込む事で落下速度を加速させるのでしょうか?

 


・美智恵先生・・・私にも二者面談してください・・・
オーディション後、夏休み前のタイミングの二者面談はオーディション前に移動。

これも術式の開示、先に伏線はおいて置こうということの現れでしょう。
 

 

・真由の距離感

ちょいちょいTwitterの感想見ていたら、真由が疎外感を感じてるのでは?とありましたが、写真を撮る側なのはもともとの性格と趣味ですし、つばめとの仲、低音パート1年生へのかかわり方を見ると馴染めてそうです。

真由と久美子の距離感は、アニメスタッフはまだぼやかしている様に見えます。原作ではずっと不穏な影が(久美子のモノローグによって)落とされ続けていましたが、アニメはこれからドンドンくるのかと。

 


・麗奈の進路
アニメの麗奈の進路は国内音大の様子。それも滝先生、はしもっちゃん、新山川聡美児、みぞ先輩と同じ大学。

海外ではないのは不要と判断されたのか?

これも、今後久美子から離れる勇気を持った麗奈を示すアイテムとして使われるのか?

 

 

・来週について

さーーーーーーオーディション。

おそらく結果が変わることはないと思いますのでこれからはずっと胃をキリキリさせながら見ることになるでしょう。

さよなら平穏な日々、こんにちは響けユーフォニアム。

久石・・・久石がんばれ・・・

 
 

・これから一番心配な事

高校最後のあがた祭りの思い出、金魚が演出の犠牲によりプカーと浮いてないと良いのですが・・・

 

 

おしまい。

ユーフォ3期、毎週テレビに噛り付きながら見ています。
あの日から5年弱、様々な苦難を超えて放送に至ったこと、本当に喜びが尽きません。
ありがとう京都アニメーション。
https://www.youtube.com/watch?v=w8Kyfk9Ff58

3期も1/3が?終わったところで、ネタバレあり・・・というか、原作を読んでいる上で気になっているポイントを書いてみます。
まとまりがなく、大した内容もない気がするのですが・・・とにかく自分の中で練られていくものを押し出します。


■原作とアニメの違いについて
どこかで見たのですが「ガンダムは歴史ドラマである」という解釈が好きです。史実がなにがしかあって、アニメ版、劇場版、小説版、THE ORIGINなどなど様々な形で世に出るときに差異があるのは、紡ぎ手の研究ないし構成の結果である。という話です。
「響け!ユーフォニアム」は、まるで本物の吹奏楽部の物語を切り取って形にした様な話であり、そら当然武田さんの小説が原作なのですが、アニメスタッフが原作を読み、その奥にある本物の北宇治高校で起こったことを想像し、作品の制約を受けながらも新たに組み立てなおし形として世に出した結果が今我々が全力で摂取している物語なのだな、と思って毎週見ています。

原作とアニメの違いを論じる事は時としてその優劣・好き嫌いにつながりますが、私はどちらの話も「うーーーーんこれはユーフォ!」と思いながらムシャムシャ楽しんでます。おいしい!ユーフォおいしい!!!

 


■4話の感想:緑と求の関係性について
原作で書かれたストーリーすべてをリズと誓ィ(そして1期2期アンコン)で示せていない中で、3期そして3年生編を構成しようとするとなるほど確かにこうなるか!と思いました。私の中ではもう花田十輝は花田二十五輝ぐらいに上方修正されています。今までずっと「月永求とは何者なのか、なぜあのようなふるまいをするのか」というところは匂わせに留まってましたが、まったく話さないなら物語の構成に影響がありますし、かといってフルで盛り込んでいては誓ィは尺が180分ぐらいになって公開が2年ぐらい遅れていたかと。話の取捨選択・再構成の結果としての今回3期4話の構成となったと思いました。後半で曇る緑先輩をやるのは、久美子と真由の関係、久美子と麗奈の関係、久美子と秀一の関係を描く上で構成がブレるのだと思います。曇る(そしてそれを乗り越えて立ち上がる)緑先輩が見たかったのは確かなのですが、求の「僕は北宇治の人間です」と久美子への信頼が見れて私は満足です。


■原作よりマイルドになった人物描写と久美子部長の人心掌握術
3期に限りませんが、アニメ化されるにあたり、キャラクターの描写は再解釈され、結果マイルドになっているように感じます。

みぞれ先輩の自信家ぶりは影を潜めました(「それに、三月までずっとコンテストの練習するのは、できない」とのたまうのが見たかった。)。

あすか先輩は原作ではもっととっつきにくく、尖った描写が多かったですが、アニメでは親しみやすさが増されています。原作のあすかはジョイナスとは言わないと思いますがアニメの田中はジョイナス田中なのです。それもまた良い。

麗奈も厳しさはありますが気持ちマイルドです。後半になるにつれより先鋭化していく麗奈がどう描かれていくのか楽しみです。
久美子も、武田先生お得意の黒い(「性格悪い」)心情描写はなりをひそめて、優しさ2割増しかなと。これも、久美子の中に感情がなくなったわけではなく、演出の結果見えていないだけと思います。才能のある子が好きなのはバレてますしね・・・
「刺さった」と内心ほくそ笑む久美子はでもめちゃくちゃ見たかった。
毎週久美子があすか先輩の事を考えながら部長をやっているということは実質くみあすなのだと思います。すごくいい。

 


■尺がない!
こればっかりはどうしようもないのですが、ユーフォ原作の1年の分量を1期ないしは、映画2話にぶち込むのはやはり限界があろうと思われます。どうしても話の取捨選択が行われること(加部ちゃん先輩と夢の話は誓ィで見れなくて一番悲しかったエピソード・・・)や、描写に尺が取れないための「もっとじっくり間を取って欲しい!」が都度都度生じるのは仕方がないのですが、すべてを余すところなく見たかったというのが正直な気持ちです。

 

というか、4話にしていきなり特殊EDがぶち込まれて来たわけですが、本当に尺足りるんですかこれ・・・?スタッフはかなりの量のエピソードを盛り込もうとしている様に感じます。
信じろ・・・花田三十五輝の構成力を信じろ・・・あいつなら全部盛り込める・・・
信じろ・・・


■OPとEDと、それぞれが示す麗奈と真由との対立
毎回泣きながら見ています。まあ、2話からしか流れてないですしなんなら4話はEDがなかったわけですが・・・
各カットの絵が良すぎるので印刷したら可食性がありそうで。味ついてておいしいです。

 

ReCodaは、一年の詩~Try to Sing Ver~みたいな感じで四季の移り変わりに乗せ終わりを暗示してくるので私の心はもはや正気ではいられません。また、久美子と麗奈が背を向け涙を流すことで終盤の対立を暗示させるのも不穏です。たまらん。

 

音色の彼方もやっぱり一年の詩~Try to Sing Ver Type B~みたいな趣の四季をテーマにした楽曲ですがあのカメラ!北宇治カルテットの曲ですよと思わせておいて、カメラ=黒江真由から始まったのを見て鳥肌が立ちました。エグイ・・・5話の予告?でカメラが出てきたので、みんながざわざわしだすのかと思うとニヤニヤしてしまいます。
秀一のメタファー・・・?知らない子ですね・・・


■これからの楽しみ
いろいろあるのですがとにかく久石奏がたくさん描かれるのが楽しみです。

はい。もうすでにめちゃくちゃかわいいですね。久美子のことを振り回している様に見せかけて、心から久美子を助けようとしている姿がもう心にグサグサ刺さります。いじらしい・・・2年生の時の奏はオーディションをはじめ、たくさんの悔しい思いをしたのでは、と思いますが、ことユーフォパートの中では自分のことよりも久美子の事を想い行動しています。緑ちゃん評ではネコですが、一度ついていくと決めた久美子に対する奏の態度は深い感謝と忠義は犬なのでは?と思わざるを得ません。
(まったくの余談ですがユーフォの先輩後輩の関係はすべて大好きです。夏紀先輩のあすか先輩に対する恩義、久美子の夏妃先輩に対する恩義ともにたまりません。ひょっとすると、佳穂と奏の関係も2割増しぐらいで描かれるのではないでしょうか。お願いです。なにとぞ・・・)

「私の前でいい人ぶるのはやめてください」がどうなるのか、今から楽しみで仕方がありません。


あとは水着のボトムス交換。
あれはヤバい。


■最後に
黒江川真由児と佐々木ィのおっぱいえらいことなっとるやろがい!!!!
Eテレに向かってなんだそのおっぱいは。
佐々木ィに至っては完全に透き通るような世界観じゃないですが。
宇治川の清らかな流れにもきっとピラニアや人食いトビケラが棲むでしょう。


来週も楽しみです。頑張れたら感想書きます。