なんか無駄にすげー忙しんだけど、なぜだろう・・・・

 

本当なら今週主催公演の劇場入りだったはずなんだけど、そんなことやってたら死んでいたんじゃないかという状態。

 

そんな最中、今回で2度目の関わりになったego:pressionの、イマーシブシアターを初めて見てきた。

 

イマーシブシアターっていうのは、

イマーシブ(IMMERSIVE=没入)

2000年代にロンドンから始まった“体験型演劇作品“の総称です。

これまでの「観客が客席に座って、舞台上の演者を鑑賞する」という常識を壊し、新たな作品と観客の関係性を作り出す公演。

笹浦が初めて経験したのは、2007年にドイツで劇場内をツアーのように移動していくタイプの作品が初でした。

 

なんだろう、分かりやすく説明すると同時進行で各キャラクターが同時間軸で物語が進行していきます(私たちの日常もそう)。ABCDEとキャラがいたとして、AとBがあっている間にCは家事をし、Dは仕事をし、Eは買い物から帰ってきてCの家事を手伝うということが日常では当たり前なんだけどそれが目の苗で行われ、観客側に誰の物語についていくか誰を中心に見るかどこを見るかの選択肢があるというもの。つまりCさんが気になったらみんなで集合しているシーンの後Cさんを追いかけて観にいくというタイプの作品です。中にはキャストに誘われてたった一人しか見れないシーンとかもあったりします。

なのでハマる人はものすごいハマっちゃう。実際今回の作品もこの人キャストなのかなと最初思っていたくらいキラキラ輝いて観ている女の子がいました。

ちなみにこの団体は台詞は録音が一部あるだけでほぼ何もないです。

 

今回の作品は、おそらく世界で一番有名なイマーシブシアターである「スリープ・ノー・モア」のルールに非常に忠実な感じで、3回鐘がなることにより、ほぼ同じ世界が3回繰り返される。

これによりどのキャストについて行っても概ね概要を経験することができるのだけど、大きな特徴は「ほぼ」であり、3回の間に物語としても変化していくということ。これつまり、全部を見るためにはきっと10回くらい本番みないと見れないだろうなという代物。

 

スリープ・ノー・モア気になる人はこのサイトが見やすいかな。

 

 

スリープ・ノー・モアは「マクベス」とヒッチコック監督の「レベッカ」という映画の世界観がベースなんだけど、実際に各部屋に出てくる食べ物が食べられたりして(コロナ前は)、きっとこの団体も本当はそうしたいんだろうなー。

でも、すごい考えられて作られていて、なおかつ場所も古民家と廃工場という最高のロケーション。

そりゃ面白いに決まってますよ。

 

ということで目一杯100分楽しんできました。

来年にもまたやる予定みたいだから、演劇人こそ見た方がいいと思っています。

それにしてDAZZLEの常設イマーシブシアターも始まったことだし、

 

 

イマーシブシアターがきちんと上陸してくると(まあとっくに各地でやられてはいるのだけど)、まずます俳優の必須スキルが身体中心になるなー。

姿勢悪い役者、基礎的な動きができない役者の需要はほぼなくなるだろうなこれから。

今からでもバレエとジャズと所作の基礎だけは身につけた方がいいですよ俳優の皆様方。

でもコロナ禍では向いている作品だよね。

DAZZLEの作品なんてお客様全員専用のマスクつけるみたいだし。

 

とりあえず、自分が作れるかはちょっと自信がない。

パズルまでは好きだけど。

 

最終的には体育館などで確認するみたい。なるほど

団体twitterより

 

公演チラシ

 

素敵な空間

(私はプロジェクター用の台を1ヶ月持つように仕込むだけの係笑)

 

 

笹浦今後の予定

 

笹浦舞台監督

Dance Company MKMDC

「ORICHIKA15」

7/10,11

@和光市民会館大ホールサンアゼリア

 

笹浦舞台監督

Envisionnexstage

「Footstep vol.1」

7/24,25

@埼玉会館

 

笹浦舞台監督

ヒロセプロジェクト

「彼女はきっと魔法を使う2021」

8/7〜11

@ラゾーナ川崎プラザソル

 

笹浦演出

静岡市子どもミュージカル

8/21,22

@静岡市民文化会館

 

笹浦舞台監督

Envision Nextage

「InterXion」

9/4,5

@シアター101

 

笹浦ディレクター

「あの日から産まれたもの〜想いを風化させないために〜」

9/11

@くにたち市民芸術小ホール