おい、ライター大丈夫か?

 

最近、ネット記事でいろんな情報が飛び回っているが本当にデマが多い。

 

平成生まれはびっくり?1950年の保健の教科書に載っていた性の話→こちら

 

というニュース。

 

記事の中で、

 

〜以下引用〜

 

「なぜふた子が生まれるか」の節では、双子が当時は珍しかったのか、こう語られている。

「学校で、よく双子の生徒を見うけるが、ふた子がりっぱな人間になって、社会のためにつくしたという実例は、むかしもいまもたくさんある」

 

〜以上〜

 

と書いてある。

 

この、

「双子が当時は珍しかったのか、こう語られている。」

 

に大いに不満である。

ああ、情けない。ちょっと調べれば、「畜生腹」とか、双子が生まれた瞬間片方を殺したなんて風習はいくらでもでてくるでしょ。本を読めよ記事を書くなら。

 

この手のことが大嫌いである。

 

昔。もう15年は前の話だが、後輩が上演する芝居を観に行った時のこと。当時、この作品では、AIDSが登場してくるのだが、全くをもってAIDSの知識のない書き手が、書いて、それを演出しているものだから、この作品を見た人たちがAIDSに偏見を持つような作品に仕上がっていた。

演劇という多くの不特定多数が見る可能性がある活動において、このようなことは本当に罪だと思い、書いた子と話した。その子は、

 

「重病であればなんでもよかった」

 

と答えた。

その安直な意識が本当に許せなかった。

おそらく芝居を観に行った初めて上演者側に説教をかました。

というか理解させようとした。

そしてもっと許せなかったのは、その団体には顧問と称する教師がいた。その人はこの作品を読んでいたのだろうか?監修していたのだろうか?監督責任の放棄っぷりは許しがたい。

その時も、その人にかなり長文の抗議をした。

それにどう答えたのかは知らないが最後まで上演されたことだけは覚えている。

そして、その、顧問と称する人はそれ以降も演劇活動を続けた。

書いていた子は芝居は続けたが本は書かなくなった。

俺は芽を摘んだのだと思う。

 

善悪はどうでもいい。

 

でも、演劇はどこかしらに嘘がある。

というか、当人じゃない以上、嘘がある。

 

だからこそやってはいけない「嘘」がある。

 

この一線は、自分のボーダーラインだと思っている。

 

演劇の話になっちゃった。

 

記事は少なくても調べて書いて欲しい。

それだけ。

 

俺の中の双子

シヴァとサイファ(成田美名子「CIPHER」より)