さて、改めまして、もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡

「Yokohama music Revue Show」

観に来て下さった方々、関わってくれた方々、気にしてくれた方々。本当にありがとうございました。

 

 

とにかく一般の方への評判が非常にいい公演でした。

色々詰め込んで、役者陣は自主的にたくさん努力をしてくれて、最小限のストーリーで8月公演の希望を持たせる。

 

公演感想まとめは→こちら

 

うまく行ったと思っています。

アフタートークのあとだから面会とかあまり時間もないし出来なかった。なのにこんなに知らない一般のお客様から

「8月楽しみにしています。絶対行きます。」

「凄い面白かったです。」

 

と、たくさんたくさん声をかけてもらったのも始めてだと思う。

 

もじゃへらといえば、笑いは入れないのだけど、今回は目一杯入れてみたのも良かったのかも。

 

まあ、もちろんつまらなかった人とかも居て、具体的にブログやSNS で書いている人はひとりしか見つけられなかったけど、まあ、終わってすぐに出て行く知り合いなどは、あとで連絡ないと大抵つまんなかったんだろうなと思ってる。

 

文化芸術の類は、いいと思ってくれる人の絶対数があまりにも少ないことと、一方向の感想しかないことを避けるべきなのでこれはこれで満足のいく結果だったりします。

 

今回は、再三、アメリカのGleeみたいな感じだよ。

と言ってました通り、楽曲にまつわるストーリーをたくさん入れて、それを物語として流れにする。流れに見えるという順番が、

 

楽曲→脚本→進行

 

 

といういつもと逆転している順番で創っているのですが、ここで心配だったのが、既存の曲を馬鹿にしているように見られないこと。もちろん、作曲家さんは、その詞やシーンに即して曲を創ってるので、今回みたいな手法をオマージュだとは思わない方も居るはずで、本人が見たら怒るものもあったのかもしれない。

僕としては最大限に敬意を入れて扱っているつもりなのだが、海外楽曲などは本人と話せたりすることもないからなー。

あ、その作品を生み出した方だけではなく、扱った作品への思い入れがある人の気持ちももちろん踏みにじっては行けないと思っている。

ミュージカルレビューで僕が気をつけることは、ストーリーつけてやるからこそ、楽曲がどこの出自かをはっきり書き、その責任の所在が主催者側に来るようにすること。

役者達にも、「作品のファンが見たら怒るかもしれないし、その場合俺のせいにしていいよ」と言う事前提示を入れておいた。

 

もちろん何か言われたいわけではないし、俺としては、「大好きなこの曲を、こんな風な形で取り扱うことも出来るんだよ」

と言いたかったのだけど、それがお客様に伝わっていると一番嬉しいな。

この企画がレビューショーである以上、一番の主役は楽曲なんだけど、ミュージカルなので、歌詞も大事なのです。

歌詞はセリフであり台本。そんな歌詞とにらめっこした作品だったな。

 

Gleeの使い方はあんたの使い方とは違う。と言う方も居るかもしれない。そりゃそうでしょ。俺は俺だから、発想の起点では有るけど丸ごとパクったことやっても、それって俺以外が出来ることをやったことになる。あくまで自分の解釈で自分が好きなやり方を具体例をわかりやすく説明しているだけです。

 

まあ、こんな話はいいや。

役者達に非常に感謝しているのです今回。

うちの団体制作面弱いのですが今回は特に弱く、スケジュール管理がうまく行っていない中の稽古だったので、役者の負担はかなりデカかったと思う。

いつも中心で支えてくれているあっちゃんとゴリはもちろんのこと。2月からずっと一緒に居て支えてくれているみのりちゃんや、優しさで出来ている沙織や西にも相当甘えてしまって申し訳なく思っている。

でも、本当にいい子達ばかりが追加キャスト組も含めて参加してくれて、宿題は誰も何も言わずに当たり前に努力して来る。若い子が宿題を処理の仕方わからないときに、家じゃやれないからここでやりなよと手を差し伸べる。稽古場の稽古開始前には必ず自主練しているグループが居る。

「ここのシーンわたしにやらせて下さい」

「こうやりたくて創ってみたんで見て下さい」

なんて、嬉しくてたまらない自主性の固まり発言がたくさん連絡来る。

そして、1月コンペ組も確実にみんな成長しているから、ののちゃんの踊りには貫禄が出て、のんちゃんは頼りがいを身につけ、沙織は神のようになり、西は自己主張を身につけ、萌は明確に意志と意見を出し、みつよは直前合流でもスっと溶け込み。あっちゃんは確実に踊れるようになって来て、ゴリは結局色々なことをやってくれながら、役のプランニングを色々考えて出してくれる。

いやー凄いもんだ。うち役者。

 

 

もちろん新規参加組も、みのりちゃんはさすがの一言。ヒトミちゃんはたくさんの意見をくれて、やり取り楽しかったし、さっとんは色々苦戦しながらもちゃんと主張し、鴻洋はみんなに苛められながらものびのびと楽しんでやってくれたし、ちかちゃんは、もう常連かって言うくらい気を使ってくれて、尚且つ演技で爆発してくれるし、英ちゃんは直前まで歌う様子を見せてくれない(枯らしていた笑)からハラハラさせながらも飄々と下態度の裏で色々努力してくれたり、けいなは俳優としての雰囲気とオーラをきちんと持って、マイペースながらも凄い楽しく参加してくれて、脇領は、新規組でひとりだけ持っている小劇場の空気を存分に発揮し、そしてきれいに溶け込む天才だった。

 

そう。千秋楽ミニライブを入れたのは、お客様のためもあったけど、うちのスタッフ達がみんな実は凄いんだよってことを自慢したかったってことも有る。

俺がスケ管うまくないから、河田と祐子先生の負担ばかりになってしまったが、

 

「え?脚本家歌うまい」

 

って面白いよね。

祐子先生はリハで動きが最高だったのであれを是非ミニライブでもやって欲しかったな。

 

 

とにかく、二つ。

 

「楽しかった」

 

「やっぱりこの形式のレビューが大好き」

 

そう思いました。

皆様ありがとうございます。

アフタートークとか色々な関わりとかの話はまた別に書きます。

 

次回公演

8月12、13日

 

全力でスケジュールあけておいてもらえると嬉しいです。

 

皆様ありがとうございました。