てんかん患者のK君、高校を卒業したので、自立に向けて進んでいく段階に入っています。
8歳で発症して以来、いつ起こるかわからない痙攣発作を恐れ、何をするにしても親が付き添うことが当たり前の日々でした。
子供(未成年)のうちは、むしろK君と一緒に過ごす時間が多くて、父としては心満たされる日々だったのですがー。
釣りに行きまくり、山に登り、合唱団で第九を歌い、カラオケし、タイに旅行し・・
でもそれは親のエゴというかほぼ自己満足だったのですね。
ハンデがあるからこそ、(親の主導で)いろんな経験をさせることが大事なんだ、と少々方向性のズレた考えがありました。
そういえば、主治医先生がK君を最初にてんかんと診断した際に、「手をかけ過ぎないよう、厳しく育てて。」というニュアンスのこと言われました。
当時は表面上わかった気になってメモしていたのですが、10年経ち、その言葉の重さを実感しています。
今K君は、親が何でも用意してくれることが当たり前、という環境にドップリ浸かってしまっているのです。
でも、でも・・・
言葉ではわかってはいるものの、なかなか行動に移せていません。
心を鬼にし、親抜きで行動させて慣らしていくべきなのでしょうけど、やっぱり、
- 交差点で発作が起きて倒れたらー
- 駅のホームで発作が起きてレールに落ちたらー
- シャワー中に裸のまま倒れて凍えてしまったらー
そんなこと考えてしまうと何も決められず、先延ばしにしているのです。
K君は受験に向けて浪人中(=進学保留中)ですが、その状況に乗っかり、親の判断も保留中なのですね。
さて、どうすべきか・・。
