6月号の特集は「最新のてんかん外科治療」でした。
現在有効な5つの外科治療法それぞれについて、対象のてんかん病型、効果、副作用などが判り易く説明されています。
①SEEG
②焦点切除術
③脳梁離断術
④迷走神経刺激療法(VNS)
⑤脳深部刺激療法(DBS)
医療技術は常に進歩していくので、このように最新情報を整理して頂けると有難いです。
併せて、手術を決断されたお二人の経験談も掲載されています。
K君は3年前に思い切って②焦点切除術を受けましたが、その結果は、別の部位に焦点の残留があったようで、術後でも発作が続いています。
(執刀医先生からの手術前の説明は「消失可能性50%」でしたので、この結果は仕方ないことです。)
術後のK君の症状をみて、執刀医先生からは、③脳梁離断術を提案されています。
脳梁を離断すれば、発作が起きたとしても、全身痙攣への移行を抑えることができるというものです。
全身痙攣が無くなり、意識減損の発作だけになれば、頭を打つとか車に轢かれるという命の危険はほぼ無いので、一人で外出できるようになり、K君の自立への道はかなり開けてきます。
では、脳梁離断をするか?
今のK君はそんな気持ちにはなれないようです。(私も同じです。)
3年前の焦点切除は家族にとってとんでもなく大きな決断でした。
そして、K君にとって手術とその後の発作再発は苦しい経験だったようです。
その感覚や記憶がまだはっきりと残っている状況で、次の手術、なんてとてもそんな気持ちにはなれないのですね。
しかし、その選択肢が残っているというのは大きな希望です。
いつかK君が自分で決断し、次の治療に進む日が来るかもしれません。
