過去ブログ(てんかん手術 #04)で記載のとおり、K君は焦点切除の手術をしました。
(焦点を完全には除去できなかったため、手術後も発作があります。)
焦点除去手術の前に、開頭して頭蓋内に電極を入れて頭を閉じ(これも大変な手術!)、1週間程度脳波を測定し、焦点を絞り込みます。
通常よく行われる頭皮脳波測定に比べれば、頭蓋内脳波測定はほぼ脳そのものに電極を置くので、より焦点に近い信号を拾います。
同時にビデオ撮影しており、発作が起き始めた時刻頃にどの電極が乱れ始めたか照合することで、焦点を突き止めます。

 



上の写真は、頭蓋内脳波測定結果の一部です。
赤ラインがK君の発作の始まりで、急に動きが止まり、ボーっとし始めた時刻です。
この結果から、右側頭葉の○○あたりを切除、と決まりました。
なお、この時の発作は、ボーっとした状態から少しずつ手と頭を振り始め、最後は全身痙攣に移行しました。
下の写真はその全身痙攣時の頭蓋内脳波です。
このように、全身痙攣の際は脳全体の脳波が乱れているそうです。
(初めてこのグラフを見た時はゾッとしました。)


 

脳波測定結果は、頭皮も頭蓋内も、我々一般人が見てもよくわからないですね。
K君は何度も頭皮脳波測定していますが、毎回、どの先生から結果の説明を受けても、グラフのどのあたりが良くないものなのか、今一つわからないです・・。