K君てんかん初期の頃、主治医先生からの説明は「普通にスポーツしてもよい」でした。
webで検索しても、スポーツはむしろストレスによる発作誘発を避けるためにも好ましいという説明が見られます。
しかしK君の場合、明らかに運動時や運動直後の発作頻度が高い傾向があります。
直近3年でみると、発作は全部で67回、このうち運動が関わったもの(ジョギング中や体育授業中など)が29回、比率にして43%ありました。
一日のうちの運動時間は1時間もないにもかかわらず、発作の半分近くは運動が関与しているという高い確率です。
これはなんとも悩ましいところ。
思春期男子のK君はスポーツしたくて常にウズウズしている、しかし、激しいスポーツは発作に直結する・・。
なので、うまく折り合いつけたあたりで、多少の発作はやむなしとして、激しくない適度なスポーツ(軽いジョギングなど)をしています。
このような折り合いは、てんかん当事者やその親御さんに共通するテーマだと思います。
●発作を抑えることを優先させるか ●心身の成長を優先させるか
・・・難しいテーマです。
なお、K君の場合、スポーツがダメというよりも、体温の上昇がダメなようです。
というのも、K君の場合、温かいシャワーを浴びた時も発作につながっているからです。
体温上昇がてんかん発作を誘発することは、一般的なことでもあるようです。
これは見方を変えると、体温の管理・調整が発作の抑制に効くと言えます。
体温調整を活用した新しい治療法が確立されるとK君には適用できそうです。
