アメリカ人MD/PhDコースにーちゃん、かなりのおっちょこちょいでがさつ、いわゆるメッシーガイです。こんなにメッシーだとは知らず、自分の1年ちょいかかってやりとげることができなかったプロジェクトを半年前に託しました。託した理由のひとつは、このニーちゃんのメインプロジェクトがあまり良い結果がでなさそうだったからです。
結構いい結果がでそうな研究計画のため、時間はかかるもののいいプロジェクトと思って託しましたが、さすがこのにーちゃん、このプロジェクトを白紙にしてくれました。
特別ドリンクをずっと与えて、9ヶ月の間に3回採血して、その血中濃度を測らないといけないため、非常に小さいマウスから採血しないといけなかったり、その測定キットが非常に複雑なため、実験初心者には決して向かない実験です。一回の採血でチャンスは一回しかありません。これがこのプロジェクトの一番のねっくです。ただ、2番目のネックもかなり大きくて、この系統のマウスノックアウトが非常に得られにくくて、オスしか使えないため、自分は最初の一年で3匹しか得られませんでした。
2年目は作戦を大きく変えて、ボスが交配ペアは4組くらいでいいんじゃないって最初言ってたのを無視して、12組準備し、しっぽとの戦いを半年くらい繰り広げて、ようやく必要なオスノックアウトをもう10匹強getしました。それから腫瘍形成を9ヶ月またないといけないため、このアメリカ人ニーちゃんに託すことにしたわけですが、とにかく不器用なことがあとでわかり、また恐ろしく不注意なことがその後でわかり、うまくいくか非常に疑問におもってたわけですが、ある日、このニーちゃんが特別ドリンクを注文しているのを見つけ、これは自分が買ったボトルで永久にもつくらい微量しか使わなくて良くて、なくなるはずがないことを知っていました。微量でも血中濃度はすごいあがります。
このノックアウトは特別ドリンクに入ってる成分を自分でつくることができなくて(ワイルドタイプはできますが)、ボスの仮説ではこれを作れないことが腫瘍形成を大きく促進しているのではないかということになっていて、ノックアウトにこれを必要最低限補充して、腫瘍形成抑制効果が得られるかどうかをみることが最大の目的です。一方、これは抗酸化物質であるため、たくさんやりすぎると、抗酸化治療になってしまい、ワイルドタイプとは異なる効果を発揮してしまうことになるため、血中濃度が高すぎないことをこまめにチェックするというプロジェクトです。
で、アメリカ人ニーちゃんがおかしたミスが、この量をμgと、gを間違えて、1000倍濃度のドリンクを1ヶ月以上、特に自分が準備したノックアウト達にやり続けたというものでした。そりゃボトルもなくなるわと驚嘆しました。腫瘍形成に全く影響がないかどうかは、誰もしるところではありませんが、おそらくあるでしょう。腫瘍発生を抑制しているでしょう。ボスのプロジェクトの趣旨からいくと、このプロジェクトは完全にだいなしだと思います。ミスったことを今日も笑ってましたが、麻酔薬をマウスルームに落としてラボのパニックをおこしても、いくら貴重なサンプルをほったらかしにしてがっかりしても、今回のプロジェクトが台無しになってるかもしれなくても、まったく懲りてません。これまで見たことがないレベルのメッシーガイです。発見したときはめっちゃ頭にきましたが、これは彼の性格を見抜けなかった自分のミスだと今では思っています。
というわけで、自分のこれまでのこのプロジェクトに関する苦労はすべてこのニーちゃんに消し去られるでしょう。くれぐれもボスに報告するように伝えていますが、伝えないなんて(おそらく冗談で)言ってました。MDですので、患者さんにもいずれ接するでしょう。患者さんが大変だと思います。
結構いい結果がでそうな研究計画のため、時間はかかるもののいいプロジェクトと思って託しましたが、さすがこのにーちゃん、このプロジェクトを白紙にしてくれました。
特別ドリンクをずっと与えて、9ヶ月の間に3回採血して、その血中濃度を測らないといけないため、非常に小さいマウスから採血しないといけなかったり、その測定キットが非常に複雑なため、実験初心者には決して向かない実験です。一回の採血でチャンスは一回しかありません。これがこのプロジェクトの一番のねっくです。ただ、2番目のネックもかなり大きくて、この系統のマウスノックアウトが非常に得られにくくて、オスしか使えないため、自分は最初の一年で3匹しか得られませんでした。
2年目は作戦を大きく変えて、ボスが交配ペアは4組くらいでいいんじゃないって最初言ってたのを無視して、12組準備し、しっぽとの戦いを半年くらい繰り広げて、ようやく必要なオスノックアウトをもう10匹強getしました。それから腫瘍形成を9ヶ月またないといけないため、このアメリカ人ニーちゃんに託すことにしたわけですが、とにかく不器用なことがあとでわかり、また恐ろしく不注意なことがその後でわかり、うまくいくか非常に疑問におもってたわけですが、ある日、このニーちゃんが特別ドリンクを注文しているのを見つけ、これは自分が買ったボトルで永久にもつくらい微量しか使わなくて良くて、なくなるはずがないことを知っていました。微量でも血中濃度はすごいあがります。
このノックアウトは特別ドリンクに入ってる成分を自分でつくることができなくて(ワイルドタイプはできますが)、ボスの仮説ではこれを作れないことが腫瘍形成を大きく促進しているのではないかということになっていて、ノックアウトにこれを必要最低限補充して、腫瘍形成抑制効果が得られるかどうかをみることが最大の目的です。一方、これは抗酸化物質であるため、たくさんやりすぎると、抗酸化治療になってしまい、ワイルドタイプとは異なる効果を発揮してしまうことになるため、血中濃度が高すぎないことをこまめにチェックするというプロジェクトです。
で、アメリカ人ニーちゃんがおかしたミスが、この量をμgと、gを間違えて、1000倍濃度のドリンクを1ヶ月以上、特に自分が準備したノックアウト達にやり続けたというものでした。そりゃボトルもなくなるわと驚嘆しました。腫瘍形成に全く影響がないかどうかは、誰もしるところではありませんが、おそらくあるでしょう。腫瘍発生を抑制しているでしょう。ボスのプロジェクトの趣旨からいくと、このプロジェクトは完全にだいなしだと思います。ミスったことを今日も笑ってましたが、麻酔薬をマウスルームに落としてラボのパニックをおこしても、いくら貴重なサンプルをほったらかしにしてがっかりしても、今回のプロジェクトが台無しになってるかもしれなくても、まったく懲りてません。これまで見たことがないレベルのメッシーガイです。発見したときはめっちゃ頭にきましたが、これは彼の性格を見抜けなかった自分のミスだと今では思っています。
というわけで、自分のこれまでのこのプロジェクトに関する苦労はすべてこのニーちゃんに消し去られるでしょう。くれぐれもボスに報告するように伝えていますが、伝えないなんて(おそらく冗談で)言ってました。MDですので、患者さんにもいずれ接するでしょう。患者さんが大変だと思います。