木々に閉ざされた森。その中心の草原に住む少年サンジ。
家族はなく1頭のトナカイとだけ暮らしていた。
ある日見つけた養い親の遺品の中に見つけた、豪奢な首飾り。
とても貧しいその家にあるはずもない代物。
その裏に彫られた自分の名前を見て、少年は決意する。
今始まる自分のルーツを探す旅。
途中立ち寄った炭坑で出会った子供ゾロ。
孤児の彼は炭坑で働きながら世界一の剣士になることを夢見ていた。
豪華な時計を手にし、情報を求め歩くサンジに醜い欲望に憑かれた大人達が手を伸ばす。
命の危機に陥った時、救ってくれたのはゾロだった。
炭坑にいれなくなったゾロと実ある情報を得られなかったサンジは行動を共にすることに。
「おまえの野望はなんだ」
まっすぐな瞳で見上げるゾロ
「…」
答えられないサンジ。
自分の野望、夢。
森の中の孤独な生活でいつしか芽吹いていた小さな夢。
しかし、自分の過去に揺れるサンジには未来を目指す意志を無くしかけていた。
旅の終わりに明かされる過去と決別の戦い。
「教えてやるよ!おまえの両親を殺したのはゼフだ」
求めた真実の果てに待つ衝撃。
「俺は今生きている!生きてるんだ!」
宿命との戦い。
「俺が世界一の男になっておまえの側にいるからっ!」
結ばれる絆と誓い。
「今度こそ殺してやろう!おまえの両親を貫いたこの剣でな!」
「サンジーっ!!!」
過去を探す少年と未来を目指すこども。
ちっぽけな2人の大きな物語。
ジブリで。
ナウシカとかラピュタなノリで。
サンジ14歳。
ゾロ9歳。
そんなくらいで。