今朝は、長男と末っ子長女とのケンカで目が覚めた。どうやら、長男がやってほしくなかったことを長女がやってしまい、ボコボコにしていたらしく、今朝は6歳児の泣き叫ぶ声であわてて起きた。

私は、基本的にケンカもはほっといていた。

相手に気持ちが伝わっていなかったと思うときは、ファシリ役になって交通整理をして「つぎは気持ちを伝えあおうね」とおしまいにしていた。でも、その一連の作業がこの子たちには難しいのかもしれない…とふと思った。
 

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長男はワーキングメモリが低いため、忘れ物が多い。

 

昨年の担任は「忘れ物券」を発行していた。忘れたものを記し、反省の言葉、どうしたら忘れ物しなくなるかを書き、保護者のコメントと印をもらって翌日提出するというものだった。すると、いつも怒られ、忘れ物が多い子、だらしない子、という周囲の友人の評価も伴うようになり、不登校直前には「みんなが自分のことを怒るんだ」と言うようになり、目がうつろになっていった。
 
現在の担任は、忘れ物という行動を細かく分けて伝えてくれている。

忘れたら困っている状態になるということを自覚させてくれる。例えば「教科書を忘れて勉強ができないので、貸してください。」そう言えば、特に怒られることなく貸してもらえる。まずはそこから。怒られないだけでもストレスが減ったようで、いまは忘れ物を隠さず「貸してください」と言えるようになりましたと。
 
でも、やっぱり忘れ物は少ないほうがいいので、記録はつけましょうと。そのうえで、忘れないための方法を探っていきましょうと。

 

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ケンカになるのも、「伝えあう」という作業の欠如だと思うのだけど、それは実は何個も作業をこなしたうえでのことなのかもしれない。そう、ふと思った。 特に、長男の場合、自閉スペクトラム障害の特性もあり、言葉で伝えあうことが困難だから、手や足が出る。

 

今までの方針(文句はお母さんじゃなく本人に伝える)を変更。面倒になるのは承知したうえで、私も腹をくくった。「イライラして困っている状態なんだよね?そしたら、まずお母さんに困ったと教えて」と。
 
これが上手くいくのか解らないけど、まずはやってみる。