わが家には、不登校の小4長男、学校に行っている小1次男、森のようちえんに通う年長の長女がいます。

長男は、広汎性発達障害の診断を受けていますが、次男と長女は検査にも病院にもいっていません。

今日は、真ん中の小1次男の話。

 

長男が、学校に行かなくなった直後は、「長男だけズルイ!」と連呼していました。

自分のしたいことを自分で決めて行動できていた森のようちえんとは別世界の…しかも、私の住む街の自治体の中でも、管理的だと言われている小学校に入学したもんだから、それだけでも負担は大きいのに。加えて、兄が学校に行ってないもんだから、長男の同級生(小4)からいろいろ言われていました。長男が、適応指導教室に通い始めてからは安定してきましたが、ブログ「がまんのげんかい」を書いたように、時々ぶりかえしたように気分が落ちることがあります。

 

そして先日…、

朝、小学校の読み聞かせに向かうと、登校したはずの次男が正門の前で固まっていました。そして、スクールカウンセラーさんになだめられている様子。続いて、担任の先生もやってきました。

 

読み聞かせの教室に向かわなくてはならず、気になりつつ、その場を後に…。(まんまとその日の読み聞かせは、ゆっくり読んでしまい大失敗しちゃいました)放課後、スクールカウンセラーさんとの面談が入っていたので、早めに相談を済ませて、次男の担任教諭とお話することにしました。

 

担任教諭の話だと、今までも教室の内外で固まってしまうことがあったみたいでした。

自宅でも、嫌なことがあると机の下などにじっとしていることがあったので、正直「学校でもか…」と思いました。

私と似た性格の次男。一度、ネガティブ思考に入ると、あれこれ色んな事がダメだと感じてしまいパニックになってしまうのかな。

担任教諭が、どんな対応をしているのか、気になって聞いたところ…、

 

 本人(次男)が、

 ギュっと小さくなりたいと言っていたので

 空いている机と段ボールで

 小部屋を作って、

 しばらくその中で過ごしました。

 

 時々「トイレ行く?」などと

 声をかけてトイレ行っている間に、

 クラスのみんなには

 

  あれは秘密基地です!

  次男くんのだけじゃなくて

  入りたくなったら

  いつでもつくるからね

 

 クラスのみんなには

 そう伝えさせてもらいました。

 

先生は言い終えた後、私がとても驚いた顔をしていたので「ダメでしたか?」と言われましたが、それは逆に嬉しくて、嬉しくて、喜びすぎてしまったのです。次男の気持ちを汲んでくれたこと、それは特別なことに見えるけど、そうじゃないよ、いつでも逃げ場を作るよとクラスのみんなに行ってくれたこと。本当に、本当に嬉しかったれしかったのです。

 

先週、次男は「専科の先生の授業が嫌だ」とお休みをしました。

その際も、担任教諭から夕方電話がかかってきて30分近く次男と話をしてくれました。専科の先生の言葉が自分に向けられた避難ではなく応援だったと理解できて、翌日から学校に行けるようになりました。次男のマイナス思考は、誤解によるものが多いです。それを一つひとつほどいてくれようとする担任教諭の対応に嬉しさと感謝が募ります。

 

でもね、こんなことを一人ひとりにしていたら、先生はいつ帰るのだろう?って思ってしまうのです。つい「本当にごめんなさい。お家に帰れていますか?」と聞いてしまいました。

 

先生は、「自宅につくのは、22時~0時の間です(笑)。でも、早めに対応できたほうがいいので。」と。

 

長男の時に、私は相談が遅くなりました。メディアなどで教員の忙しさが取り上げられ、私の相談が残業につながることを考えると、ギリギリまで我慢しないといけないように感じていました。でも、切羽詰まったときには遅かったのです。早めの対応が、結果的に先生の負担を軽減することにつながるなら、やっぱり気になることは伝えたほうがいいんだなと、今回の件で自覚することができました。

 

この先生が、次男の担任で本当によかった、そう思った出来事でした。