うちの子たちは、みんな「森のようちえん」に通っていました。(長女はいまも在園)
失敗は宝物ばかりに、大人が先回りして失敗させないということをしない園でした。
もちろん、私もそれに共感していました。
長男、次男も、小学生になり、私自身が気にならなければ余計に声をかけることはしていなかったともいます。
そして、長男の不登校をきっかけに読んだ「学校に行かない子との暮らし」。
著者であり、現役教員でもある岡崎勝先生は、「たまには勉強もランドセルの中も見てあげて」だったかな? 正直、いまでも宿題も、持ち物も忘れてもいいか、本人が困って学べば、自然とできるようになると思っていたので、驚きました。 学校現場の悲痛な声なのかな?…とも。 あまり気にせず読み飛ばしてしまっていたのですが… 先日のEテレ「ウワサの保護者会/発達障害かも…どうすれば?」の録画を見ていたら… 「失敗から学んでほしい」という我が子に発達障害があるかもというお母さんが出演されていました。 尾木ママは、「失敗を教訓にというのは一般的には正しいけど彼や彼女には通用しない」と言っていました。 これを聞いて、「学校に行かない子との暮らし」に書かれていたことをやっと理解できたのです。
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森のようちえんにいた時は「失敗から学ぶ」というのが、当たり前にある場でした。
長男の特性を考えると、失敗=注意を批判、拒絶と変換しがちなのです。
それを、大人数の前で何度もしていたら、そりゃ鬱屈状態にもなるなと。
1~2年生の2年間、担任をしてくれた先生は長男を叱る際に必ず「●●くんのことは先生大好きだけど、◆◆はよくないことだとおもうんだ。」と伝えてくれていました。
おそらく、長男に関わる大人たちに必要なのは、こういう対処方法なんだろうなと。
このあたりは、在籍校や適応指導教室と共有しておこうと思いました。