先日より、お試しに来られるお客様や
しばらくぶりのお客様が プツプツと 小さな ブツや
肌荒れなどを 起こしておりました
今日はこのアレルギーについてお話いたします。
<カブレの原因には2種類>
一次刺激性 ・・・ 強い薬物・毒物・紫外線などそれ自体有害なものによる皮膚炎
これについては 原因さえ取り除いてやれば治る
アレルギー性・・・ ラテン語で「ある特定の人だけがおこす反応能力」
< なぜアレルギーは起こるのか >
アレルゲン (アレルギーを引き起こす原因となる物質)
自分の体の成分にはない化学物質、さまざまな日用品に含まれている
香料や色素・ニッケル・コバルトなどの金属。
日常生活の中で繰り返し接触しているうちに発症することが多いようです
アレルギーが発症するメカニズム
金属などのアレルゲンが肌に触れたとき、汗や洗剤の界面活性剤などによりイオン化して、
ごく微量ながら皮膚に浸透します。すると異物の侵入を見張っている免疫細胞が侵入物と
結合した表皮蛋白を取り込み侵入物を排除しやすい形に作り直します。この情報がリンパ節に
伝わり、その特定の侵入物(アレルゲン)に反応する殺し屋<T/リンパ球>ができます。
殺し屋はどんどん分裂して増殖し異物の侵入に備えます。
しかし、この段階ではまだ皮膚表面には何の変化も生じません。ところが、準備を整えて
待ち受ける殺し屋は敵と判断してアレルゲンのついた皮膚細胞を、周りの細胞をも犠牲にしながら
皆殺しにしていきます。
結果 カユミ・赤み・水泡などの皮膚炎が生じます。ひとたび大量生産された殺し屋は、免疫機能が
衰えない限り減らすことはできません。そのアレルゲンに接触するたびにこうした症状が繰返される
ことになります。
アレルギー性の皮膚炎にはこのような接触性皮膚炎のほかにジンマシンや鼻炎のように
食べたり、すすったりしたことにより起きるものもあります。
< アレルギーを起こしやすい肌 >
同じ物質に接しても体質・体調によりアレルギーを起こす人とそうでない人がいます。
以下のような肌は アレルギーを起こしやすいタイプ。
思い当たる方は化粧品・洗剤・衣類などを選ぶ際、成分を確かめるなどの配慮が必要です。
不安定肌
季節の変化、生理や出産の前後に一時的に不安定になる肌。体内・外からの影響を受け
やすい状態にあり、強い症状ではありませんが、肌の不快感や過剰反応がでたりします。
敏感肌
精神的な影響やホルモン、外からの刺激に強く反応し、かぶれたりしやすい肌。近年、
間違ったお手入れによる敏感肌のひとが急上昇です!
アトピー肌
アトピー性皮膚炎は、アレルギー症状が皮膚に集中して出たもの。環境や食物に深い
関係を持つアレルゲンによって発症します。乳幼児期では湿疹が多く、成人になるに従い
乾燥へと変化します。
アレルギー肌
体内に侵入したアレルゲンを排除しようとする免疫作用が過剰になり、皮膚炎が発症した
肌。すぐに専門医にかかる必要があります。
< アレルギーを防ぐお手入れ >
アレルギーは免疫作用の一種ですから、完全になくすことはできません。発症してしまったら
まず専門医に相談し、アレルゲンを突き止め、予防策を講じることが大切です。
アレルギーを起こしやすい肌に共通しているのは、刺激に弱く過度に乾燥していることです。
保湿にポイントをおいたお手入れでアレルギーを防ぎましょう。
①クレンジングとソープでダブル洗顔。肌に赤みなどがある場合には特にやさしく洗う。
②化粧水を2~3度重ねづけし、たっぷり水分補給を行う。
③現在発症していない方はモイスティーヌのスキンコンディショナーで優しく無刺激マッサージ
を行い、化粧水の浸透を促し、代謝機能を高める。
④皮脂膜の働きを持つ乳液を薄く膜を作るようにつけて乾燥を防ぐ。
肌の活力を高めるモイスティーヌ・スキンコンディショナーは、アレルギー症状
の緩和、肌質の改善に大変効果的です。発症している方も状態にあった
モイスティーヌ美容法を行ってください。きっと、健康な素肌が取り戻せます。
栄養面での過剰と欠乏も、体質を変え、アレルギーに導く要因。バランスの
とれた食生活が常に健康の基本です。また糖質の過剰は、血管を拡張し、
透過性を高め、少しの刺激にも反応しやすい状態を作ります。甘い物の
摂りすぎには特に注意しましょう。