087.成田タイプ単端(5:片ボギー編) | Dampflok Nr.2

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(蒸気機関車2号機:ダンプフロック・ヌマー・ツヴァイ)
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 成田鉄道の単端、ガ201は片ボギー車です。 キットはKATOの小型動力ユニットの2軸で組むつもりをしていましたが、コメントでトトロさんに片ボギーを勧められたので片ボギー化に挑戦です。

成田5a
KATOの11-105 小型車輛用動力ユニットを使います。

成田5b
上カバーは何箇所かのツメを外せば簡単に外れますが、このカバーはモーター押さえを兼ねてますのでまっすぐ持ち上げるようにした方が良いかと思います。 なにせモーターはビス止めなんかされてませんから、はずみですっ飛んじゃう。

車輛の進行方向は写真の左方向が前進となり、左のボギー台車のみが回転するようになってます。

成田5c
裏返したところ。 成田単端は前方がボギー台車となっているので、写真の右のボギー台車を外す必要があります。 が、どうやって外せばよいの?

成田5d
ネットで色々探したんだけど、皆さん「慎重に外す」とか、「分解します」、ぐらいの記述で具体的な方法が判りません。 変に力を入れて強引に外すとツメが折れたりするんじゃないかとか、やたら不安。 ネジ止めでもないし、外からツメも見当たらないし・・・ 知ってりゃ簡単なのでしょうが、知らないとサッパリ判りません。


なんとかKATOのHPあたりの記述でマイナスドライバーをコテにして外す、というような記述を発見したので、やっとこさ外しに掛かります。

成田5e
台車と車体の間にマイナスドライバーを差し込んで、コテの要領で台車を持ち上げます。

成田5f
さんざん心配したのがウソのように簡単に外れました。 心配したのがバカみたい。 まあ、世の中こんなことはザラにありますがね。

さてさて、お次は 単軸の軸受け台車を適当に見繕って取り付ける必要があります。

手持ちのNゲージの貨車をドナーに提供です。

成田5g
TOMIXのトラ70000です。

成田5h
軸受けを底板と一緒に切り取りました。 ところで上の写真。 左の車輪がトラのもの。 右がKATOの取り外したボギー台車のもの。 車輪径が異なってます。 なので、車輪をKATOのものに交換しておきました。

成田5i
車体と軸受けを接着剤で固着させることになりますが、その前に車高が前後で平行になるように接続面を両方ともヤスリで少しずつ削ってます。 これを現場合わせというのでしょうね。 又、接着の前後位置は実車の写真を見て、車体が下に下がっているカーブの少し前というあたりに車輪を配置ということで、これまた適当な位置で妥協。

成田5j
このKATOの動力ユニット、駆動する前部台車に加え後部台車からも集電していたで、新たに付けるこの軸受けからも集電できるようにしようと思います。 部品は不要となった後部ボギー台車から取り外した集電シューを廃品利用。 適当にカットして取り付けます。


成田5k
こんな感じで集電できるようにしました。 長く飛び出させていますが、取り付けた時のあたりを見ながら後で適当な長さにカットします。

成田5l
後部の軸受けを接着させたところです。

成田5m
側面から見た感じはこんな感じ。 適当な工作ですがそれなりに片ボギーになってます。

成田5n
とりあえず走行テスト。 C140のカーブでも引っかからずに走行できてホッ!

だけど前進(写真左方向)はスムーズなんだけど、後進が全然スムーズじゃない!

多分後部の軸受けに集電シューを入れた為に車輪のあたりが固くなってコロコロ回らないとか、前部・後部の高さに微妙な違いがあって前部車輪が空回りしてるとか、そもそも固定軸が前方だと走りが悪いとか、複合的な問題なのでしょう。

時間をおいてすこしずつ調整していくことにします。




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