単位修得試験 | 65歳の芸大生

65歳の芸大生

定年退職後、新しいことにチャレンジしたいと考えて、今まで縁がなかった芸術について学ぼうと思い、京都芸術大学通信教育部芸術教養学科に入学しました。このブログは学習記録としてレポート等の成果を載せています。複製、転載はご遠慮ください。

インターネットの普及は、新聞、テレビ、ラジオなど従来のマスメディアとは異なる「新たな現実像」を人々にもたらす可能性をひらきました。 多くの人びとが自由にウェブ検索を行えるようになり、他の人とそうした情報や意見を共有できる社会が実現しようとしています。 ここでは、ウェブ検索がもたらした利点と欠点、そして問題点について述べてください。

ウェブ検索がもたらした利点  

ウェブ検索の普及により、私たちは膨大な情報に瞬時にアクセスできるようになった。これにより、専門的な知識から日常的な疑問まで、さまざまな情報を手軽に入手することが可能となり、自己学習やリサーチが飛躍的に容易になった。また、インターネット上では多様な視点や意見に触れることができるため、特定の情報源に偏らない包括的な理解が促進される。さらに、SNSやブログ、フォーラムを通じて情報や意見を共有することで、個々人が情報発信者としての役割を果たすことができ、社会全体の情報共有が活性化する。 

ウェブ検索がもたらした欠点  

一方で、インターネット上には誤情報や虚偽の情報も多く存在し、情報の信頼性が問題となっている。誰でも情報を発信できるため、信頼性の低い情報が広まりやすく、ユーザーは情報の真偽を見極めるリテラシーが求められる。また、膨大な情報が溢れる中で、必要な情報を見つけ出すのは容易ではなく、情報の過剰供給により重要な情報が埋もれてしまうこともある。さらに、検索エンジンやSNSのアルゴリズムにより、ユーザーが好む情報ばかりが表示される「フィルターバブル」が形成されることがあり、異なる意見や視点に触れる機会が減少する恐れがある。 問題点とその対策  ウェブ検索の普及に伴う問題点として、デジタルデバイドが挙げられる。インターネットやデジタル技術へのアクセスが限られている地域や人々が存在し、情報格差が生じることがある。この問題に対処するためには、インフラ整備やデジタルリテラシー教育の推進が必要である。また、ウェブ検索やインターネット利用により個人情報が収集されやすくなり、プライバシーの侵害が懸念される。ユーザーのプライバシーを守るための法整備やセキュリティ対策が求められる。最後に、膨大な情報に常にアクセスできる状況は、認知的負荷を増大させ、ストレスや集中力の低下を招くことがある。情報の整理や選別のスキルを身につけるとともに、適度なデジタルデトックスが推奨される。