みなさんの日常生活や仕事の場面で、あたりまえと思って見過ごしていたり、既に困っていることやモノやコトを丁寧に観察して見直し、問題を発見してその解決方法を考えてください。(1200字程度) レポートでは、観察で得られた情報~問題の抽出~解決方法の提示、という順で書いてください。
食生活の乱れが気になっている。 野菜中心の食事をしたいが、平日、仕事をしていて毎日夕食を作るのは大変。ひとり暮らしなので、食材を購入するコストを考えると、外食やコンビニの弁当の方が安くすませられるので、利便性を考えるとそちらを利用してしまう。この問題の解決はさほど難しいことではない。時間やコストの問題解決は、週末などの時間がある時に、一週間分の食事をまとめて準備しておく方法がある。野菜を中心としたサラダ、ロースト野菜、スープなどを大量に作り、保存容器に分けて冷蔵・冷凍保存すれば解決する。
しかし、これでは問題解決にならない。なぜなら、献立やレシピを考えたり、料理をする手間を考えると時間があり、コストも抑えられると考えると実行できないからである。この問題を観察して、明らかになったことは、時間やコストの問題ではなく、料理をすることが面倒で、そこまでして健康に気を遣わなくてもいいという意識にあると気がついた。つまり、問題の解決は、自分自身の食生活の意識を変えることである。この観点に沿って、問題解決の方法を考えてみた。まず、自分の食生活を認識する必要がある。そのために、いつどこで、どのようなものを食べてきたかを明確にする。そしてこの食生活で健康が維持できるかを改めて考えることが必要である。食生活の記録については、メモを取るのが面倒であれば、日々の食事をスマホで撮影しておくなど、簡易な方法で継続性を高められる。そして、そのデータを客観的に見たときに、健康を維持できるか否かを認識することが問題解決の第一歩であり、そこから新たな問題解決について改めて考える必要がある。野菜を取ることがやはり必要であると認識し、そのためにまず、できることから始めるということを考えてみた。例えば、スーパーにはあらかじめ調理され、冷凍している野菜が売られていたりする。また、時間がないときでも、少ない材料で短時間でできる健康的なレシピを利用することもできる。インターネット上には、忙しい人向けの簡単で栄養満点のレシピがたくさん公開されている。意識を高めることとともに、料理をするハードルを下げることで問題解決が可能になる。
日々の食生活の問題解決も、同様にできることから始めればよい。外食時にメニュー選びに際して野菜中心の料理を優先する。コンビニでは、必ずサラダなどの野菜のサイドメニューを購入する。
このように意識を高めることで、自分ができそうな問題解決の方法がたくさん考えられるようになった。小さな変更から始めて、徐々に生活習慣に組み込んでいくことが重要だと感じた。少しの工夫と情報収集により、忙しい中でも健康的な食生活を実現することが可能である。実践できそうなことを選んでやることが、今回の問題解決のデザインの根底にあるように思われる。自分に合った方法を見つけ、少しずつ実践してみたい。