ショッピングモールに出かけました。

日本はなぜか暦の先読みをしすぎているかのようで、

まだまだ寒いこの季節、今使えるものがお得に並んでいます。

さほど大きな買い物の目的はなく、ちょっとお散歩を兼ねて。


ブロックチェックのオレンジとブルーの綺麗な組み合わせのウールのストール。

クシュクシュした感覚がかわいいです。

それを贈り物に決めていくつかみたいお店を見るだけなのに、
途方もなく広いモールは
想像以上に歩きます。

歩き疲れてお腹がペコペコ。

パスタとビザを食べることにしました。
トマトソースの鮮やかなオレンジやバジルの綺麗な緑、
輝くような黄金のオリーブオイルの色とは相反して、
随分落ち着いた雰囲気のお店で、お店の方の対応もとても親切で細やかです。

隣の方が席を立って、次の方が着席した時、なぜか目が行きました。


きっちりと学ランを着込んだ少年と、セーラー服を着たお下げ髪の少女。

これらの服装の彼らには、少々大人っぽいお店に感じられました。

私たちも食事をしながら自分たちの会話を楽しんでいるのですが、

それとなく視界に入ってくるぎこちない空気。

少年と少女は向かい合って話す訳でもなく黙々と食べて

それが終わると、お互いうつむきがちに携帯をずっといじっています。

しばらくその時間を過ごすと、彼らが席を立って少年がお会計をしていました。



きちんと相手を見ることも気恥かしく、うまく話せなくて沈黙が流れる。

ドキドキしながらそこにいる時間――

いつもならそろそろ梅が咲く頃ですが、

厳しい寒さのためか、まだほのかに漂う香りを感じていませんが、
そういう季節なんですね。

もう会えなくなる時間が近づいている。

近づきたいのに、どうしていいかわからなくて、そこにいるのが精いっぱいで。
みんなの中にいれば自然にふるまえるのに、
二人きりになるとどうしていいかわからない。

なんだか懐かしい甘酸っぱい感情ですね。

春は、もうすぐのようです。
終業のチャイムとともに会社を出る
どこか仮面をかぶった自分から逃げるように

会社から改札までの長い地下道を小走りに行くうちに
自分らしさが戻るようでワクワクしてくる

乗り換えを含め電車乗っている1時間ほどの間に
自分がニュートラルに戻っていくのを感じる

駅を降りると広いロータリー
急行電車の止まらない駅だから帰宅時間であっても車も人もまばら

まっすぐ進むと、昭和の懐かしい時代を思わせる商店街が続く

そこはいろんな音楽が流れている
ハワイアンであったり、ボサノヴァであったり、懐メロであったり、
運動会でかかっていたような賑やかな曲だったりで統一感がないーー;

しかしそれがまた面白い

今日はなぜか「Moon River ムーンリバー」なんて洒落たものがかかっていた

英語で歌える訳じゃないけれど、いい気分で口ずさみながら帰途に就く

トムソーヤの冒険を思い出し、見果てぬ夢を追いかけるような広大さ


・・・・・・でもね

ちょうどこの時間は、焼き芋屋さんがスピーカー音量大にして商店街を走っているんです

あれ。。あれれ。。。
わたしはムーンリバーを口ずさんでいたはずなのに
いつのまにか聞き慣れたお芋屋さんのスピーカーが心の中で一緒にぐるぐる回ってる・・・

『いしや~きいも~♪やきいも~♪おいも~♪おいも~♪おいも~♪』

いや、ほんとにゆったり良い調子で流れるんですよ^^;

ムーンリバーも素敵だけれど、この季節、あったかい焼き芋も素敵だからいいか(笑)
なーんて一人でクスクス笑いながら
『いしや~きいも~♪やきいも~♪おいも~♪おいも~♪おいも~♪』
と歌いながら楽しく家に着きました!

寒いですね
暖かくしてお過ごしくださいね
大変、ご無沙汰しております。
遅ればせながら本年もよろしくお願いいたします。


今日も寒い日。
風がとても強い。

角部屋で北側から吹きこむ風がちょうど換気口に吹き込むため
何もしなければ部屋はいつもどこか風が吹いているような状態。

部屋には布でいくつもカーテンを作り、簡単な風除けとしている。

今年はさすがに外の換気口の周りに袋を張り付けた。
換気の際邪魔にならず、風も直接吹き込まず、外壁もはがれないような部位にスコッチテープで。
しかし外の風にはある程度なびくように。

台所に立つと換気口からビニール袋が風で激しくはためく音が聞こえる
そんな日は、窓の外でも唸るような風の音が響いている

暖かい日差しが窓から差し込みながらも轟く風の音
隣の校庭の木々が大きく揺れている
見えない風を〝見る〟時、あの日を思い出す


空と海が繋がりそうな場所
三重の鼓ヶ浦。一昔前は有名な海水浴場だったらしい
たくさんの人でにぎわい、海の家が立ち並び、賑やかな音楽、色とりどりの水着や浮輪
その中で思いっきり遊んだ夏の日

それでも冬ともなれば、静寂の漂う場所になった
階段をおりると綺麗なサラサラの白い砂浜
潮の香りが漂っている

ああ、海に来たんだな、と思う

そしてたくさんの曲がりくねった松の間を抜けて海辺へ
遠くには、海苔の養殖の支柱がいくつも立っている

おばあちゃんちにいって、お正月の風の強い日、母と妹と従兄弟の子で凧揚げをした

記憶に残るのは真っ青な空に高く高く上がっていく白い凧
今日みたいな風の轟く音、青と白のコントラストだけが目に入る

風が強いから、糸で手を切らないよう注意し、引っ張っていかれないよう必死に踏ん張った
風と戦っていながらも、清々しい青い世界と、どんどん高く小さく小さくなっていく白い凧に

あんなに高くまで上がるんだ!と興奮を抑えられないほどだった


手の届かないはずの高い場所に自分の上げた凧がそこにあることは
不可能を現実にしているようでとてもワクワクした

今それを思い出しても幸せな気持ちになれる


そんな思い出が風にあって、冬にあって、
寒いけれど私が冬を好きな理由の一つでもある
あの高鳴る気持ちをもう一度経験しよう
こわがらず、おそれず、
なにもしないままではなくて・・・



まだまだ寒い日が続きますが、お風邪など召されませんように。
充実した日々をお過ごしくださいませ。