タイトルにマル3、としてしまったんですがマル付きの数字って10までですよね・・またやってしまった。

 

手放せない本、今回は東野圭吾さんの「眠りの森」です。

 

 

 

 

「容疑者Xの献身」や「麒麟の翼」が映画にもなった加賀恭一郎シリーズです。石原さとみさんをヒロインにしてドラマ化もされています。

 

最初に読んだのは随分前で、まだ今よりちゃんと?バレエに通って発表会とかも出ていた頃だったと思うのですが、この小説はバレエ団が舞台なのです。

どんな分野でもそうだと思いますが、本、ドラマ、映画などに取り上げられるとそのクオリティにがっかりすることが多いです。

プロダンサー設定の役の人の踊りが素人レベルだったり、バレエ団の場面の稽古場が激せまで街のバレエ教室ですか?ってレベルだったり。。

 

「眠りの森」の小説は驚くほどバレエのことが詳細に記載されており、長年習っている人が読んでもほとんど違和感がありません。ちなみに、「嘘をもうひとつだけ」という東野圭吾さんの短編集にも加賀刑事とバレエダンサーを題材にした作品が収録されていますが、こっちはちょっと違和感のある描写があります。

 

「眠りの森」の最大の特徴は詳細なバレエ団の描写だと思いますが、もう一つ、珍しくちょっとロマンスが絡むところでしょうか。続きが読みたくなる作品です。

 

阿部寛さんは好きな俳優さんで加賀刑事役も合っていたと思うのですが、少し大人すぎるので、もう少し若い俳優さんで再度映像化してもらいたいなと思います。

 

石原さとみさんも嫌いではないのですが(アンナチュラルはよかった)やっぱりバレエをしっかり踊れる女優さんを使ってほしい。今結構多いので(門脇麦さんとか?)そこをこだわって欲しいなぁとバレエ経験者としては思います。

ドラマ化された時はKバレエが全面協力していたのでそこはよかった。