9月17日にきこえない子を育てた親の立場として、

遠山さんをお招きし、オンライン講演会を行いました。

 

こちらの報告が大変遅くなってしまいましたが…
実は当日の参加者と遠山さんを交えてオンライン交流会を10月8日に行ったため

そちらの報告もかねて、ということで今になりました。

9月17日の参加者は16名、

福島県だけでなく、全国各地の幼稚園児~高校生のお子さんを育てている保護者でした。

いわき市の手話通訳者2名にお世話になりました。ありがとうございます!

 

 

遠山さんご自身のお子さんについては。

 

先天聾小児で、早期に人工内耳埋込手術を受けた例で、

早い子がやっと小学1年生になったばかりのころ。

この子は小学生になれるのかという不安が大きく、

大学や就職まで考えられなかったそうです。

 

事前にいただいた質問への答えも交えながら

たくさんのお話をしてくださいました。

そのなかでいくつかのトピックスを…

 

 

セルフアドボカシー(自己権利擁護)
「私は難聴で、人工内耳を装用しています。こういうサポートが必要です」と自分から言えるよ
うに、小さなことからはじめた。
就職して、大学入学して、突然できるわけではない。
なので子どもが小さいときから意識して伝えていた。
聞き落としや聞き返しをゼロにすることは難しい。
相手にわかりやすく話してもらえるよう、繰り返し伝えていく必要がある。

事実を伝えて、こういう状態で、こういうサポートが必要です。
本人が自覚する、言えるようになるのはずっと後のことになりますが…

 

国語力
国語だけでなく、算数や社会なども国語力が必要。


娘は読書から国語力も育ったと思っている。なんで読書が好きなのか?というと夫婦とも読書が大好きだから。
勉強もそうですが、こどもにさせるなら親の自分がやってる姿を見せるのが一番。

 

 

学校でのフォロー

他の生徒との話し合い活動など…難しいですよね。
できることはやっていく、に尽きる。その環境に合わせてになりますが、
補聴援助システムの使用や、少しでも静かな環境を求めて、難聴児のいる班だけ別室で話し
合うことを学校側に提案するとか、ノートテイクに加配の先生に入ってもらうとか。
大事なのはまず本人の意見を聞くこと。

他にも英語のリスニングなどの質問もありました。


 

以下は、参加者からの感想です。

たくさんいただいたのですが抜粋します。


***
 

遠山さんのお話は考えさせられる事だらけでした。
個人的に遠山さんの、前向きで明るい性格や育児をする上で娘さんの為だけではなく、自分自身も難聴児育児を通して見えた世界を楽しめている部分に大変魅力を感じました。

同じ難聴児を育てる母としてとても尊敬です‼️

うちの子は、通常会話ではペラペラと話すのですが、夏休みの宿題で作文や日常でお友達にお手紙を描く場面ではどう描いて良いのか分からず全く筆が進みません。

お話でもあったように色々な絵本に触れる機会をこれからも絶さないようにしたいと思います。

そして私自身、これまで本を読む習慣がない人間でした。

息子もひらがなやカタカナが読めるようになったので一緒に読書の時間を作ったり、私自身の生活にも取り入れてみます。

***

遠山さん貴重なお話をありがとうございました。

お子さんへのサポートや、夢を応援する遠山さんが素敵で、

家庭での学習もしっかりされてとり、本当にすごいしか言えないです。
私は小1の人工内耳っ子を育てている難聴のママです。

難聴学級はあるんですが、交流学級になると分からないことがあると

聞き流したり、聞き返すのを諦める時があるようなので、

諦めさせないように子とどうしたいかを話し合ったり、

先生にもしっかりと伝えていこうと思いました!
勇気?をありがとうございました!

手話通訳付きという情報保障がしっかりされており、

難聴者としてとても参加しやすかったです。
福島はアツいですね!
またこのような機会があったら参加したいです。ありがとうございました。

***

私の気にしてしまう性格的な部分だと思うのですが…

頭では分かっていても、実際目の当たりにすると

自分の子と他の子(健聴 ・難聴)に限らずですが、

比べてしまいがちな部分があるので、

遠山さんの話を聞いた時にハッとし気を付けようと改めて思いました。
比べても良い事なんて1つもない事も分かっているのに💦
そんな事を気にする前に

目の前にいる子との時間をもっと大切にしようと思いました。

どんな事でも教えるのではなく、

親自身がそういう姿を子供に見せる事が大切なんですよね。

何事も自分自身で経験する事が大事だと思うので

これから、小学校生活で経験するであろう

大切な芽を先回りして摘んでしまう事がないように

改めて気を付けようと思いました。
気づかせて頂きありがとうございました‼️

久しぶりのzoomだったので少し緊張しましたが、

遠山さんやスタッフさんのリラックスした雰囲気や

優しい笑顔で癒されました。
ありがとうございました。

***

 

今回参加者からの反響が大きかったこと、

ゆっくり話したい、

また遠山さまからも他の参加者からも参加者の顔が見られなかった、

という声がありましたので、

今回の参加者のみに限定して、

改めて一堂に会する場としてオンラインで茶話会を設けました。

遠山さんご自身にも福島にお越しいただき、対面での企画を予定しております。

 

そちらは

聞こえるお母さん4名、聞こえないお母さんが2名

参加してくださいました。
お茶を片手に、リラックスしながら、

でも熱い話題で盛り上がりました。
 

そのなかで、

「聞きたいことが出てきたらもいもいに伝えます」と言ってくださった方がおり。

 

そうなんです。

いつでも連絡ください飛び出すハート

 

時間が自然に解決してしまうこともあると思いますが…

いつでも先輩ママさん、一緒に子育てしているママさん、

きこえない、きこえにくい当事者に繋げて、

一緒に考えていけたらと思っていますにっこり

 

 

 

 

ドラマスタート

 

 

今月から聴覚障害関係のドラマが始まりましたキラキラ

10月3日(木)スタート、毎週木曜日夜10時~

 

『サイレント』です。

 

 

 

 

 

キットカット

 



そして、ハロウィン限定のキットカット、

ゲットした人多いようですビックリマークビックリマーク


 

手話のイラスト付き!

お近くのお店で探してみてください~
 

 

▼▼▼▼
 

個別相談の連絡もありがとうございます!!
随時対応しております♪


 

 

次回のもいもい開催のお知らせ
(詳細は後日ブログでお知らせします)

 

 

 

11月19日(土)10時~11時半
郡山総合福祉センターで、両耳補聴器の社会人をお招きします。翌20日と同じ内容です。
きこえない、きこえにくいお子さんを育てているご家族が対象ですチューリップ赤

 

 

11月20日(日)10時~11時半
いわき市とどろの家(豊間)で、両耳補聴器の社会人をお招きします。前19日と同じ内容です。
きこえない、きこえにくいお子さんを育てているご家族が対象ですチューリップ赤

 

 

 

12月3日(土)13時~15時
郡山市のニコニコこども館で、講演会を開催します。
テーマは「乳幼児教育相談の経験から見えた課題」。
どなたでも参加できる、ひさしぶりの企画ですチューリップ赤