大学生の時にドイツ文学という授業をとっていて
授業内でドイツ映画をみるという機会がたくさんあって
当時少しハマっていました。
なかでも「点子ちゃんとアントン」が大好きです。

「グッバイ、レーニン!」は絶対泣いちゃう~と当時から
目をつけていたものの、とっておこうという気持ちが強くて
そしたらなんと10年もたっていました・・・。

先日テレビでやっていてもちろん録画して、また温めて・・・
今年の誕生日こそ今だ!という感じだったのでついに。


しかし!!

全然泣くような映画ではなかった・・・。
なぜ私は絶対泣いちゃう~って思ったんだろうか。

まだドイツが東西に分かれていたころのお話。
舞台は旧東ドイツ。
主人公アレックスの母は社会主義者。
ある夜、デモに参加したアレックスが警察に捕まってしまう姿を
たまたま見かけた母はショックでそのまま倒れる。
目を覚まさないまま8ヶ月が経った。
その8ヶ月の間、社会主義は解体し、ベルリンの壁は崩壊。

ある日、母が目覚めた。
もう一度心臓にショックを与えたら今度こそ危ない、という医師。
そのまま病院にいれば、社会主義が解体したことをすぐ感じると思った
アレックスは家に連れて帰る。
ここからアレックスの怒涛の「今でもなにも変わっていないよ」劇の始まり。

すっかり自宅も西の風が流れていたけど元通りにして
服装、食べ物も東に戻す。
これが結構大変で、東ドイツで売ってた瓶のピクルス、とか
なかなか手に入らず、ゴミをあさって空き瓶にラベルを貼って
中身だけ移し替えす、とか気が狂いそうなひと手間。

そしてテレビが難題で。
ニュースなんて流れてしまったら一発でバレるので
友達に頼んで嘘のニュースを作ったりしてそれを流す。

しかし日頃の疲れがたまっていたアレックスがうたた寝したときに
母が歩いて外に出ると、今まで知っている街ではない!
コカ・コーラの看板にいろいろな車、若者の服装。
そしてレーニンの銅像がヘリで運ばれている・・・。

そこから先はつじつまを合わせるために
アレックスの理想が入ったニュースに変えた。
西の人たちを東が受け入れているんだ、とか。

だんだんね、これが本当にいいことなのか?とか思ってしまったり。
息子の母への愛情だけがそうさせているというのが怖いくらい大きくて。
結果論でいえば、アレックス母は幸せだったと思われます。


でもそれよりなにより、ドイツってたった20数年前まで
こんなだったっけ??というほうが衝撃すぎて
あまり入ってこなかった、というのも嘘ではないです・・・。
ためずに早くみればよかったな。