
旦那くんがみたいと珍しく言ってきたのでツタヤでかりました。
「陰日向に咲く」をえらく気に入っていて(本の方)
yahoo評価も高いのでみたかったようです。
大泉洋も好きだし、劇団ひとりも好き。
嫌いなわけないんですが、みた直後にそこまでよかったと思えず、
でも今こうやって書いてみて、やっぱりあんまり好きじゃないいう
感想に落ち着きました。。。
はるお(大泉洋)は売れないマジシャンで、
映画なのに「この人生キツイなぁ」って思うくらいのもので
トドメがホームレスの父親の死の知らせ。
ここまでの時点で、はるおには父しかいない。
母は、父が別に女を作ったから出て行った。
父親とは何十年と会っていない。
父親はラブホテルの清掃をしていた。
これくらいの情報です。
で、雷に打たれてタイムスリップ。
1973年の浅草。自分が生まれる1年前。
手品をしていたらそれをみた少年がはるおを劇場に連れて行く。
そこで舞台にたつことになる。
おまけにかわいい助手もいる。これが柴咲コウ。
はるお一目惚れの巻。
でも、コウが母親だってすぐにわかる。
ちょうど妊娠発覚(つまりはるお)、父親は劇団。
劇団も舞台に立つ人間で、2人でコンビ組まされる。
劇団は中国人チンという役で、まぁこれがおもしろい。
なにをかくそう、私は劇団ひとりがスープレックスだった頃から
大好きで、そのときも「あごみ」とかいうキャラがおもしろくって
お腹を抱えて笑ったものです。
劇団になってからも、リチャホとかコント番組ではおもしろいこと
率先してやっていたから今の劇団よりコントの劇団の方が好きなのね。
だから私は、ここが一番よかった。
というのも、現在のはるおの状況が何年も会っていない父の死、
でストップしていたから。
私の中では
しょうもないけど18まで育ててくれた父>出て行った母
という式が成り立ってしまっていたから。
現在では死んでしまった父と同じ舞台でマジックだなんて
すごーーくいいじゃないか!!と。
だからまず「?」だったのも、出て行った母に対してと
育ててくれた父に対しての態度に差がなく、むしろ母の方に
軍配があがっているのが全然わからなくて。
いくら惚れた、でもそんなものか?
そんなに父いや?
でも「せめて子供は連れてってほしかった」って言うシーンがあり
「ああそういうのはあるのね」となかなか気持ちが追いつかなかった。
だけどね、どんどん真実がみえてくるんです。
産んだら母の命が危ないということ。
でもコウが産むことを望んでいること。
劇団がわざと、俺が女作ったから出て行ったというシナリオに
したこと、融通がきくからラブホで働いていること・・・・
自分なんて生きる価値がないと思っているはるおは
「堕ろせ」と言って殴り合いになる・・・
はるお誕生のその時は晴れていて、
はるおも人生ではじめてショーで大喝采を浴びている。
私ね、、独りよがりの美談が苦手で。
産んだら自分が死ぬ、ってときに子供を生かす方を選択
ってところに涙をする人が多いと思うし
じゃあ俺に女ができたって言うっていうのも
ああそういうことだったのねと頬を涙で濡らすんでしょうが
これ一番苦手で。
ああもうそういうのいいから!ってタイプなんです。
しかもこの映画の場合、言ってたほうがよかったんじゃないか
パターンなのであまり意味がないというね。
また雷が落ちて現在に戻り、、、
私はねエンディングがそこまで好きじゃないのかも。
結局父親は死んでなくて、通報したのが父親。
これいるか?と思ってしまったり。
私はこの映画で、父の死がキーかと思ってしまっていたので
多少ズレるんですよ。
それからタイムスリップして、何も変わらないってのも
私は好きではなくって。
仁みたいに多少変わってくれないと。
ただ昔に行ってみてきた、というのはちょっと違うかなー。
とあれこれ考えすぎずに、映画自体はかなり直球しか投げてこない
のでシンプルに感動するのが正解なのかと。
私はどうしても、最初に出ていた生意気そうなマジシャンが
自分がタイムスリップしたことで立場が逆になっているとか
そういうのも欲しかったのよね・・・
やはり劇団は本のほうが間違いないかな。
陰日向も映画はあんまり・・・だったので。
