結核病棟では、定期的に痰の検査があります。
肺の炎症がひどくて、どんどこ痰が出ている間はいいのですが、回復してくるにつれ、痰がなかなか出なくなるのが普通です。
そうなると困るのが痰の検査。
結核病棟には「いい痰の出し方」が貼り出してありました。
それをご紹介します。

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☆痰を採るのは、朝が一番いいとされています。

1.まず、口の中をリフレッシュさせます。
  うがいをしたり、軽く歯を磨いたりして、口の中をすっきりさせます。

2.肺の周りの筋肉をほぐします。
  肩の上げ下げ、首を左右に倒す、など。

3.最後に深呼吸。
  深~く、深~く、肺の隅々まで空気を入れるように。

4.咳が出るのを待ちます。
  もしくは、咳をしてみます。
  このとき、肺を意識して咳をすると痰が出やすいと思います。
  あまり力みすぎるとのどから血がでるので気をつけましょう。

それでも出ない! という方は、ちょっと高度なテクニックですが肺の中の痰を探してみましょう。
深呼吸をしながら、胸(肺のある辺り)に手を当てます。
痰がある場所からは、「ブブブ」という振動が伝わってきます。
手を移動させながら、「ブブブ」を探しましょう。
肺の中の痰が見つかったら、その肺の側(右肺に痰があったら右側)を上にして横になります。
しばらく横になりながら、深呼吸します。
2.~4.を繰り返します。






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