残された夏帽子 | 日々是好日

残された夏帽子

ゆうべテレビを見ていたら、加賀まりこが出ていまして。

記憶の底から蘇る本。

 

今のコバルト文庫が、大判の本の時に出ていた、川上宗薫のものです。

そうです、あの御大がコバルトで書いていたんス(^_^.)

 

主人公は玲子、つう名前だったはず。←記憶違いかもしれん、あやふや。

母一人子一人の家庭でつつましく暮らしているのだけど、何かと気遣ってくれる、担任の教師に淡い恋心を抱くのですね。

その教師とのやりとりで、好きな芸能人はうんぬんのときに確か出た名前だったかと。>加賀まりこ

や、タイプではないって言ってたのだが(笑)

 

同級生の男の子に気持ちを打ち明けられたりするのだけど、玲子の心は教師に。

 

ところがふとしたことで、教師が自分の母親と交際していることを知るのですな‥‥

 

いやー、小学生のときに読んだのだけど、ラストシーンが素晴らしい。

さすが大御所、少女小説を書かせても天下一品だ。

ラストへとなだれ込んでいくくだりがとても端整に書かれていて、小説の醍醐味を味わえる出来栄えでありました。

 

よけいな脚色は一切なく、どちらかといえば突き放した文体で構成されていましたが、少女の持つ潔癖さが見事に表現された作品です。

 

て、もう手に入らないのがなー(~_~;)