昨日、テレビで「日本列島を徒歩で縦断する人」を見た。
この人、冬場は住み込みで働き、
春から秋にかけて全ての荷物を手押し車に乗せて旅をしている。
食事は川や公衆トイレの水を使い、
基本的に自炊をしながらの旅である。
最初は「どんなに大変な旅なんだろうか」という思いで見ていたが、
見ていると非常に優雅で気楽な感じである。
番組のコメンテーターも軒並み「ちょっとやってみたい」という感想である。
そこで、
こんなに気楽なのは何でだろうかと考えてみた。
まず、この旅が「スケジュールが決まっていない」という点が大きい。
暑い日は、真昼は昼寝して朝と夕方歩く。
日程が決まってないから、急ぐ必要もないし、待つ人もいない。
そりゃあ、気楽になる。
あともう一つ、気楽な理由として忘れてはならないのが、
社会からの施しを多量に受けているという点である。
旅の先々で、様々な人が食べ物をくれるのはもちろん、
日本という安全で豊かな社会での旅であるためである。
この人は、行く先々の地域での安全は警察に依存している。
また、この人が幼少の頃は、社会の資源を消費して教育を受け、成長してきたはずである。
さらに言うと、将来もらうであろう年金もしくは生活保護は、
この人が気楽な旅をしている間に、
汗水流して働いている我々が払った
税金や保険料で支えられている。
もっと言うと、
子供も育てていない。つまり、他人が育てた子供たちが
将来払う税金にまで依存している。
これほど沢山の社会からの施しを受けていれば、
気楽な旅になるのは当たり前だ。
社会の富にタダ乗りしているのだから。
私はこの人に旅をやめろと言うつもりはないし、そんな権利もない。
ただ、社会のシステムとして、
このような明らかな(もしかしたら故意の)タダ乗りを
できるだけ許さないような仕組みにする必要があると思う。
さて、皆さんはこういう旅をする人を見て、
どう思いますか?
