豆もあいの決して心の折れることのないブログ -133ページ目

豆もあいの決して心の折れることのないブログ

私は私の分まで仕事をしている人を応援します。

 「ブラッシュシャインオンライン」。世界中で大ヒット。アニメ化もされ、プレイヤー数も日本でナンバーワンのオンラインゲーム。そこに白羽の矢が立った。オンラインゲーム をするくらいの人間なら、インターネット投票に積極的だろう。そういう安易な考えで、ホワイトシャインオンラインのプレイヤー以外の選挙権を剥奪してしまったのである!

 ブラッシュシャインオンラインの名前の由来は、blashとshineつまり、払いのけて、磨き上げて光を当てる。その2つの意味はこのゲームの2大要素に準じている。払いのけるというのは陣取りだ。そして磨くというのはプレイヤースキルのことだ。プレイヤーは様々な種族に扮し、剣術、棒術、弓術、馬術、魔術、忍術、料理、鍛冶、伐採、採掘、工作、さらには罠作成や馬の種付け、穴掘りといった数えきれない程設定されている中から好きなスキルをいくつか選び修練する。そして週に1度ある"ウォーレット"という名の、各国でのいわゆる戦争が始まり、それぞれのスキルを駆使し、それぞれの役割に合った仕事をこなして、フィールドを奪っていくのだ。そして自分の国の領土となったフィールドでは、スキルアップやレベルアップにボーナスが付くといったシステムになっている。だから人気の狩場やアイテムがポップするフィールドはいつも激しいベテラン同士の争いが行われている。

 2025年に日本のゲームメーカーが作成し、世界中で大ヒット。基本的にはパソコンでプレイするが、もう一つ対応したゲーム機は、このゲームがキラーソフトとなり売れたといっても過言ではない。日本でのアカウント数はなんと1000万アカウントを突破しているという。とは言っても、複数のキャラクターを育てているプレイヤーも存在するので、アカウント数=プレイヤー数と簡単には計算できないだろう。

 さて、話を戻すが、電脳真党はインターネット投票制を実施し、投票率に悩んでいた。諸外国からの目も厳しかった。そこで、BSOプレイヤーのみ、(BSOは15歳位上専用のゲームなので選挙権も自動的に15歳からになった)が、投票権を持つ。しかも週に1度ある戦争の時間の少し前に法案に対する投票を行う為、投票率は実に60%を突破した。さらに政府はBSOとコラボし、投票したプレイヤーにはゲーム内でのボーナスを約束、逆に投票を棄権したプレイヤーはゲーム内で冷遇されてしまう措置をとった。すると投票率はみるみる上がり、最高で83%までに達した。(複数アカウントを持つ人間がいることを考えると、実質の投票率は90%を超えているかもしれない)

 投票率も改善し、電脳真党は目に見えて調子に乗り始めた。革新派で、若い立法群者が多いというのも理由にあげられるが、驚くべき法案が提出された。その内容は「BSOプレイヤーでない国民は、国民にあらず」というものだった。今の世の中、(後の取材で分かることだが、この立法群士は立法群士(国会議員)になる以前は公務員だったらしい。50にも60にもなったじじばばが、パソコン教室まで行って拙いパソコン操作で仕事をしている。こんな1時間で終わりそうな仕事で給料は自分の倍以上だというからたまらない。こんな老害さっさとクビにして若い人間を雇うべき。2~3人雇える。高齢者は払った年金以上のものを手にしている。医療保障でも優遇されすぎていて、若者の負担が増えるからさっさと死ぬべきという言葉を残している。)

 本来ならばそんな法案は通るわけがないのだが、インターネット上で賛同者が続出しお祭り騒ぎになり、両親や上司を疎く思っている人間がこぞって賛の票を入れたのだ。常識的な見解を持つ人間の票を抑えて50.3%。過半数を突破して可決された。

 通ってしまったこの法案、「国民にあらず」というのは一体どういうことなのか。インターネット投票もまともにできない、ましてパソコン操作も満足にできない人間は、デジタルの世界にいらない。アナログの世界でずっと暮らしてもらおう。

 急遽北海道、四国、九州、沖縄で開拓が始まり、半年後には、電気は通っていて、ライフラインはなんとかあるものの、通信、娯楽などの施設が全くない交通的にも隔離された孤島ができてしまった。BSOプレイヤーでない人間のうち、農業経験者は北海道へ、漁業経験者は四国へそれ以外の者は農業、漁業、島共に選択の余地無くランダムに飛ばされた。15歳未満の者は本州の特別施設に通うか、飛ばされた親の元に行くかを選択することができる。

 父は公務員で、母は専業主婦だった。2人とも農業、漁業の経験がないので、ランダムに飛ばされているだろう。現在どこで何をしているのかさえ知る術はない。ただ無事でいてくれることを祈っている。

(母´▽`)「効かんようになった」


(豆・∀・)「ん?」


(母´▽`)「あんたにもらったマグネループ。効かんようになった」


(豆・∀・)「いやそういうもんじゃないし・・・」


(母´▽`)「効かんようになった」


(豆・∀・)「いや、永久磁石じゃけん、ずっと効果は変わらんって・・・」


(母´▽`)「効かんようになった」


(豆・∀・)「いや磁石・・・」


(母´▽`)「効かんようになった。新しいの買って。かわいいやつ。色違い」


(豆・∀・)「お、おう・・・」