400字小説その2 | 豆もあいの決して心の折れることのないブログ

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私は私の分まで仕事をしている人を応援します。

また、1枚の原稿用紙を残して他はどこかへ行ったようです。

今回はこれが1枚目の原稿みたいです。


以下本文



「やっぱり、自分で会社を作るしかないのかなぁ。」
息子の突然の発言に、驚きの表情を隠せない母と、いつも以上に真剣な眼差しでこちらを見つめる父が、食べるのをやめて手を置いた。世話しないいつもの朝の時間が止まった気がした。
「どういうことだ?」
威厳のある声がリビングに響く。
「社会人になって会社に入って成功するのは、コミュニケーションがとれる明るく面白い人間であって、勉強はできるけど暗い感じの人間が評価されるのは学生時代までだと思ってた。」
母は、耳だけは明らかにこちらに向いているのに、コーヒーをすすりながらテレビの方へ目をやった。
「・・・逆だったのか?」
「いや、両方違った。」
僕は朝食のプチトマトにフォークを突き刺し、口へと運んだ。
「上司から言われたことを、何の疑問を、それとストレスも感じずこなせる人間が勝ち組だ。個性やその人の面白みというものは、反感とストレスを生み出すだけで会社では持っていても仕方