一生解消しない悲しみを噛み締めながら生きることの苦しさを知ってる人ってどれくらいいるんだろう。
一緒に遊びに行きたい。
夢を聞きたい。
成長をみたい。
一緒にご飯が食べたい。
今日あったことを話したい。
ケンカしたい。
抱きしめたい。
会いたい。
一目みたい。
愛する人を亡くした人は、亡くした途端からずっとこの気持ちを増幅させながら生きていく。
愛する我が子を亡くしたなら尚のことだ。
一昨日2年前に亡くなった姪っ子の誕生日だった。
私達家族は毎年集まって姪っ子の誕生日を祝ってきた。
2年前からそれは無くなってしまったものの、私はお祝いするようにしている。
今年はあちらの世界で美しく成長しているであろう姪っ子にジルスチュアートのブラシをプレゼントした。
愛する姪っ子と会えた記念日だからだ。
姉も姪っ子の好物や、お花、プレゼントを準備してお祝いしている。
そんな姉の夢の中に髪をブロンドにして、ブルーのアイシャドウをした姪っ子が出てきて、「ようこそパリへ」という文字が書かれたリボンのようなものを持ってたらしい。
トリコロールカラーのリボンのイメージも出てきたようで。
嬉しかった思わず姉はイラストに残してて。
そしたら、一緒にバレエを習っていた一つ下の女の子がパリにバレエ留学することが分かって。
その子のパパは霊感が強いのだけど、姪っ子が来て、「パリで待ってるので大丈夫です」って、言いに来たって。
大好きなバレエの本拠地で、美しくなって踊ってるのかな。って。
やっぱり繋がってるんだな。って。
でも、姪っ子からは私達のことはよく分かっていても、私達からは好きな時に呼んだり、見たりできない。
やっぱり会いたくなるし、話したくなる。
誕生日の様な特別な日は特にそういう気持ちが強くなって、辛さが増す。
本当はお祝い、喜びの日なのに。
姉も姪っ子がいないことを改めて実感して辛くなってしまった様…。
そんな日に限って、うっかり米津玄師のLemonなんか聴いてしまって。
会社のトイレで泣いてしまった…。
悲しい気持ち、辛い気持ちは時と共に薄らいでいくというが、姪っ子を失ったその気持ちだけは変わらないと思う。
大切な人を失った人にはこの気持ちが分かると思う。
うちの次女は異様に姉のことが好き。
姪っ子の亡くなるちょうど1週間前に産まれた子だ。
だから、私は希望的観測で、姪っ子の魂が別れて、少し次女に入ってるんじゃないかと思う。
物理的なことじゃないから、そんなことも可能なんじゃないかと思ってしまう。
一昨日姉に会ってから、
「〇〇ちゃん(姉の名前)、〇〇ちゃん。えーーーん。」
と、泣いて。
「会いたいの?」
と、聞くと、
「うん。」
と、言う。
昔から、姉に抱っこされたら、離れなかったり。
姪っ子が入ってると思ってしまう。
バレエも大好きで、めっちゃ自主練して、パッセも、アラベスクも、プリエもシャッセだってやる。
とにかく。
私は全力で姉を支えるし、私も悲しい気持ちは消えないけど、しっかり生きて、死んだ時に姪っ子に頑張ったね。と、言ってもらえる様にしたい。