​菊池寛実記念 智美術館



  アーチストの会


今日は14時から都内の菊池寛実美術館でアーチストの会(友人3人の遊びグループ、特にアーチストしていない)会合だったのだが、集合時間に遅れ14:10に到着した。というのも、本当は13時過ぎには家を出たかったのだが、直前まで深い(というか不快)眠りについていて準備が遅れてしまったのだ。…というのも言い訳がましくそもそも私は時間にだらしない性格なのである(開き直り)。その不快な眠りというのも、会社の社員と2度目の不倫をしており、現場を同僚に見られて録音され、Xに呟かれてしまったのだ。夫にも会社にも知れ渡り、「悪夢なのか、これは悪夢が現実に起こってしまったのか…、信じられない…」と言って目が覚めた。夢でよかった。


菊池寛実記 智美術館は初めて訪れたが、写真のとおり、建物自体がとても魅力的だった。写真の螺旋階段は手すりがガラスでできていて、壁紙も金属紙と和紙が組み合わされたような素敵なデザインだった。展示になかなか辿り着けないくらい、じっくり観察して味わいたくなるような階段だった。

展示フロアは1つで、どちらかといえばこぢんまりとしていたが、じっくりと展示品最後まで集中して見ることのできるちょうどいい広さだった。9月末から11月末までは陶芸展が開催されているが、一つ一つの作品の立体のかたちが際立ってみえるような照明も素敵だった。もちろん展示自体もおもしろく、陶芸はあまりじっくり見たことがなかったが、形や大きさ、素材感、デザインのバリエーションが無限大で、こんなものを人の手で作っているということに不思議を感じた。中には本当に陶器なのか疑ってしまいたくなるような、ふっくらとしたクッションのような作品、春巻きの皮のような薄くてパリパリの作品もあって、驚きもあり、非常に楽しめた。

(その後、1時間ほどの作家の対談にも参加し、クリエイターの生の声を聞くことができて新鮮な刺激を受けた。詳しくは説明省きますが「日本アート業界って意外と凝り固まってるのね」と思いました)


その後、近くのタリーズコーヒーで感想をひとしきり言い合い、どういう流れでか「うまい大阪たこ焼きを食べに行こう」という流れになった(言い出しっぺは私)。ずっと気になっていた店があったため、そこに行くことになったのだが、道中電車内で食べログを漁っていたらラストオーダーが終わっていることに気づき、急いで途中下車した。

たまたま下車したのが市ヶ谷だったため、せっかくなので市ヶ谷でご飯を食べることになった。市谷に詳しい者はおらず、ぶらぶら探すことにした。

大きい道路に面したチェーン店はたくさんあったのが、せっかく市ヶ谷で降りてチェーン店はなんだか乙ではない。友人Aが「やっぱ路地裏良くない?」と言い出し、路地裏を探すことにした。

路地裏を見つけて、「路地裏発見!」からの食べログ、評価次第で次を探す、というのを何回か繰り返したのち、【神鶏】という良い感じの雰囲気のお店を見つけて入ることにした。

雰囲気は外観からとても良さげで、隠れ家的すてきな鳥居酒屋だった。料理も全て文句なし、特に鶏出汁の効いた鶏鍋は絶品。美味しい料理、気さくな店主(口癖は「レクチャー行くよ」)、温かみと遊び心のある店内デザイン(トイレは行ってのお楽しみ)、次の市ヶ谷もまたこのお店で決まりである。

ただ、我々アーチストの会、美術館巡りは得意だが、居酒屋はちょっと向いていない。なにせ話が盛り上がらない。共通の話題もなく、積極的に話すタイプでもない、とにかく、盛り上がらなかった。私「最近の趣味は?」A「ゲーム」(終)B「散歩」(終)話が続かないため長くてオチのない自分の最強つまなら散歩エピソード(終)。地獄の合コンかよ。ただご飯に集中するのには◎


次回の会合は、紅葉シーズンということで、銀杏並木を見に行くことにした。その後はたこ焼きリベンジ予定。

大学時代、3人で遠出する時「各々が大学構内で1番ロマンチックだと思う場所集合」という謎の集合をしたことを思い出し、銀杏並木の1番ロマンチックだと思う場所集合にしようかとしたが、当たり前だが広すぎて集合できないので却下した。


次回も楽しみである。おわり。