神奈川県の痛ましい事件が、連日報道されている。




知りたくなくても、耳に入ってくる。




悲しい、悲しい事件。






わずか五歳で、何故その子は死ななくてはならなかったんだろう。




自我が芽生え、体も大きくなり、生活のほとんどを自力でこなせるようになっていた年頃のはずなのに、最後は立ち上がることすらできなくなるまで衰弱していたなんて、考えただけで気が狂いそうだ。





子供を産んだことも育てたこともない私が、被害者の親に対して批判するようなことは安易には言えない。




だけど、決してあってはならないことだと思う。





なんで、愛してあげれなかったのかな…。



"恋愛"とは絶対違う!

「愛する気持ちがなくなった」

なんてことは、親子間にはあってはいけない!

少なくとも、子供が成人するまでのわずかな期間は、そうあってほしい。





これは、幸せな環境に恵まれた私のエゴなのかな?







最近は、我が子を紐で繋いで管理する親もいるとテレビで知った。



なんか、海外で流行ってるらしいね、首輪。




首輪と言っても、ペット用品とは違う、体を包んだ布に紐が付いているものみたい。






この"子供用首輪"を実際に利用している親が、ある番組のインタビューで答えていた。


「子供が危なくないように、安全のために使ってます」

「手を繋いでいても、一瞬離れた時に何かあったら、これを引っ張れば…」



決して彼らが悪意を持って利用していないことは重々承知している。




だけど…



私は反対派です。





その、"危ない一瞬"がないよう、子供から目を離さない、もしくは我が身を守ることを子供にしつける。




何をどう理由付けたって、紐を使う=自分が、子供の世話をする時間を減らすための言い訳にしか聞こえないんです。





少なくともあたしが子供の頃、そんなもん必要なかった!!



※子供が4人いる私の友人も、紐なんかなくったって立派に毎日お世話しています。
「おねーちゃんは○○くん(弟)の手を繋いであげてね。道路を渡る時は一度止まって、左右見て…こらぁ!走らなーい!!」
なーんて感じで。残りの二人の子供は、片方はダッコ、もう片方は自分が手を繋いで。









もし…




もしも自分が、年老いて痴呆症や認知症を患った場合を考えてみた。




世話をしてくれるのは…

旦那さんかな?
娘かな?
それとも息子?



その時に私の側にいてくれてる家族が世話をしなくてはならなくなったとしよう。



「夜、勝手に家の外に出て徘徊しては困るから…」

と、自分が紐でベッドに繋がれるなんて考えられる?!


トイレまでの距離だけ紐が伸ばされてる。


これなら外に出ようとしても途中で身動きとれなくなるから、


だから家族は一安心?




(>_<)


そんなの、絶対イヤだ!!!




「夜、勝手に家の外に出て徘徊しては困るから、これからは一緒に住もうか」

とか

「隣で寝てあげるしかないなー」


ってゆーのが、いいよぅ!

・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。




自分の名前が分からなくなったとしても、


いつまでも、"人間扱い"をされたいです。





子供が小さい頃は親が面倒をみる。

親が年老いたら子供が面倒を見る。




私の理想は、いつの時代もこうであってほしい。








子供だって一人の"人間"。



いくら可愛いペットでも、犬や猫とは違う。




それを尊重する気持ちがあれば、親ですら子供に紐を繋ぐなんて発想はしないはず、と、私は思うのです。