2021年11月14日(日)投稿
[思い出話15]
「2020年4月ギリギリで人工肛門閉鎖へ」
2020年2月3日(月)に受けた
転移肝がん12箇所の摘出手術
その後の無気肺との闘いを勝ち抜き、
3月2日(月) 晴れて退院となった!
ちょうど、自宅のある西宮市に1人の
コロナ陽性患者が発生した日でした。
これだけの大手術をしてからの退院なので、
自宅へ戻ってからも2~3週は様子を
みるのが一般的らしい。
よくそのあたりを聞いてこなかったため、
退院翌日には仕事に復帰していました。
しかも、8:30から17:30までのフル勤務。
やはり、そうとうしんどく、
半日にしたり、休んだりと、
その後の勤務はガタガタになりました。
そんな中、人工肛門(赤い梅干し)が、
徐々に飛び出してきたのでした。
最初は、10cmぐらい、
徐々に20cm近く
にょきにょきと出てきたのです。
こうなると、こいつの管理が大変に。
肝臓の術後の傷の管理どころでは
なくなってきました。
そのとき、ちょうど今は抗がん剤を
止めているタイミング、
人工肛門を落とす(もとに戻す)チャンスかも。
そう思い、消化器外科の先生に、
にょきにょき出てきたストーマを見せて、
「管理ができないので閉鎖をお願いします」
と訴えた。
すると、今は、大学病院では無理やけど、
関連病院で良かったら・・・・と言いながら
その場で、関連病院へ電話してくれました!
その場で、術日を決めてもらいました。
3月末に人工肛門閉鎖のオペが決まり。
人工肛門の閉鎖も最新の器具を使用して、
術後の治りのいいものにしてもらい、
4月末には、抗がん剤治療復活
まさに、この2か月で一気に治療が前に進みました。
かかわってくれた医療スタッフの
皆さんありがとうございました。
ちょうど4月満開の桜の下で、
喜んだのを今でも覚えています。
あと1~2週間遅ければ、
コロナで手術もできなくなっていたみたいで、
ストーマがなくなり関連病院を退院した4月には、
コロナで入院制限となっていたためか
ガラガラの病室が並んでいました。
タイミングもギリギリ!
とても運がよかったと
神様、仏様にお礼を言いました。
「ありがとうございました」と