子供の頃、
私は‘缶詰が開けられない’と思い込んでいたことがあります。
今の缶詰はパカッとあけるタイプが主流ですが、
昔は缶切りで開けるのが主流でした。
缶切りで缶詰を開けようとするたびに穴しか開けられず、
ふたを穴だらけにして母に叱られる。
そんなことが続き、とうとう自分は、
‘缶詰が開けられない’と思い込んでしまったんです。
しばらくたって小学校六年生の卒業遠足の飯ごう炊さんで、
女子に「開けといて」と缶詰と缶切りを渡された時に、
「俺、缶詰開けられへんねん」と言ったら、
「はぁ?」という顔をされて無視されたんです。
それで仕方なく缶詰を開け始めたら
何の苦労もなく簡単に開いたんです。
あなたは、たまたま自分がいやな経験をしたからといって、
そこから誤った教訓を導き出していませんか?
たんなる思い込みで自分の能力を制限してしまうのは
もったいないです。
上手い、下手は単なる頻度の差だったりします。
上手くなりたいことは、
アクションリストに練習メニューを加えましょう。